スーパーGT：第8戦もてぎのエントリー発表。GT500は5台がチャンピオン獲得の権利残す

　スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは10月30日、ツインリンクもてぎで11月11～12日に開催する第8戦もてぎのエントリーリストを発表した。

　タイ・ブリーラムでの第7戦から1カ月のインターバルを経て開催される2017年シーズンの最終戦。舞台となるのは例年同様、ツインリンクもてぎだ。

　昨年は震災の影響でオートポリスでの開催が中止された第3戦の代替レースが行われたため、週末2レース制となったもてぎ戦だが、今年は土曜日に予選、日曜日に決勝と通常のスケジュール。レース距離に関しては、通常の大会より短い250kmで争われる。

　そんな2017年のチャンピオンを決める1戦にはGT500クラスが15台、GT300クラスが30台の計45台がエントリーしている。

　GT500クラスは全車がノーウエイトとなり、開幕戦同様の“ガチンコ”バトルが繰り広げられる。最終戦では予選ポールポジションポイントを含め、最大21点が獲得できるため、数字上はランキングトップの平川亮／ニック・キャシディ（KeePer TOM’S LC500）から18点差でランキング5位につける立川祐路／石浦宏明（ZENT CERUMO LC500）までが、ドライバーズタイトル獲得の可能性を残している。

　GT300クラスは30台のうち、TEAM MACH、INGING & Arnage Racing、Rn-sports、TOMEI SPORTSの参戦数が第8戦時点で7戦となっており、獲得ポイント×1kgのウエイトハンデを課される。その結果、マッハ車検 MC86 GTNETが3kg、Ferrari 488 GT3が15kgのハンデを背負う。

　残る2チームはポイントを獲得しておらず、ノーウエイト。また、RQ’s MOTOR SPORTSとEIcars BENTLEY TTOは第8戦時点の参戦数が7戦に満たないため、累計ポイント×2kgのハンデとなるが、こちらもポイントを獲得しておらず、ノーウエイトとなる。

　GT300クラスのドライバーズランキングトップは谷口信輝／片岡龍也（グッドスマイル 初音ミク AMG）。数字上は19点ビハインドでランキング4位の高木真一／ショーン・ウォーキンショー（ARTA BMW M6 GT3）までに逆転戴冠のチャンスがある。

　GT500に新型車両が登場した2017年シーズンのチャンピオンを決める1戦というだけでなく、クラス1規定を共有するDTMドイツツーリングカー選手権のマシンが来日し、デモランを行う点でも注目度の高い第8戦もてぎ。決勝のオープニングセレモニーでは航空自衛隊松島基地所属のF-2戦闘機が歓迎フライトを行うなど、レース以外のトピックスも多い。

　チケット情報やタイムスケジュールなどは、ツインリンクもてぎの公式ホームページまで。

■2017スーパーGT第8戦もてぎエントリーリスト（GT500）

■2017スーパーGT第8戦もてぎエントリーリスト（GT300）