11月11~12日に開催が迫った2017年のスーパーGT第8戦もてぎ。シリーズチャンピオンが決まる1戦ということで注目が高まっているが、普段は海外レースを主にフォローしているというファンにも、現地観戦をおすすめしたい。
第8戦もてぎにおける、レース以外の最大のトピックスはDTMドイツツーリングカー選手権に参戦している3メーカーのマシンが来日し、予選日、決勝日ともデモランを行うことだ。
現在、DTMとスーパーGTは『クラス1』車両規定統一化に向けて話し合いを進めている。交渉は水面下で進められているが、このデモランでは両シリーズの交流が目に見える形で披露されることになる。
もてぎでのデモランに先駆け、10月14~15日にはGT500車両2台がドイツ・ホッケンハイムへ運ばれ、ドイツのモータースポーツファンの前でデモランを行っているが、今回はドイツのアウディRS5 DTM、BMW M4 DTM、メルセデスAMG C63 DTMとDTM参戦メーカー全社の車両が来日。レクサスLC500、ホンダNSX-GT、ニッサンGT-Rをあわせた計6台が同時に走行する。
この6台が一堂に会するのは、これが史上初のこと。スーパーGTやDTMに馴染みがないという方も立ち会っておくべき瞬間だ。
なお、マシンについては、デモラン以外の時間帯は第1パドックに設営されるガレージで展示される予定なので、パドックエリアに入場できるパドックパスがあれば、DTMマシンを間近に見ることができる。日本国内でDTMマシンを至近距離で見るチャンスは多くないことを考えれば、こちらも貴重な時間となることは間違いない。
このDTMマシンをドライブするのは、日本のレースファンには馴染み深いロイック・デュバルに、アウグスト・ファーフス、マーロ・エンゲルを加えた3名。彼らはピットウォークにも参加する予定なので、記念撮影やサインをゲットできるチャンスとなる。