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2017.11.14

GT500シーズンレビュー:ホンダ編「2018年はチーム体制を強くしたい。バトン以外の外国人ドライバーも」と山本MS部長


 今シーズンは結果として4度のポールポジションを獲得したホンダNSX-GT。ライバルのウエイトハンデが重くなった中盤戦で2勝を挙げ、未勝利に終わった2016年シーズンを越えるパフォーマンスを見せた1年となった。それでもホンダ陣営としてのドライバーズランキングトップはRAYBRIG NSX-GTの7位。この1年をどう振り返り、そして2018年シーズンに向かうのか。ホンダモータースポーツ部の山本雅史部長、そして佐伯昌浩GTプロジェクトリーダーに聞いた。

「今年を振り返りますと、私たちは去年の結果を踏まえて、開幕前のテストからチャレンジャーの立場。レクサスさんがすごくいいクルマを作られたので、とにかく、そこに追いつけと開発を進めてきました。開発体制の変更もあり、若干、例年よりスタートしたのが遅れましたが、なんとかこのウエイトハンデのない最終戦の予選でレクサスさんと対等に戦えるくらいにしたいということで開発を進めてきて、Q2に2台(KEIHIN NSX-GT、RAYBRIG NSX-GT)残れるところまでは来れました。ただ、まだ負けている状況です」と、今シーズンを振り返るのは、ホンダの佐伯昌浩GTプロジェクトリーダー。

 今年のホンダ陣営は昨年までのGT、スーパーフォーミュラそれぞれのプロジェクトリーダー制から、両カテゴリーの開発を佐伯リーダーがまとめて管理するという開発体制の大きな変更を行った。その体制変更もあって、ライバルに比べて新規定となる『クラス1』に合わせた車両開発に遅れた出てしまった。

 それでもシーズン当初から予選一発の速さ、そして苦手の富士でも好パフォーマンスを見せ、シーズン2基目のエンジンが投入された中盤戦以降、序々にライバルとの差を縮めはじめ、開発の順調さを伺わせた。

「エンジン側、そして車体側、セットアップの熟成、どれもレギュレーションで触っていい範囲はほぼすべての部分で開発を加えました。見た目であまり変わっていない感じはしますが、速くさせるために、やれることはすべて徹底的にやりました。その分、結構な開発費も使いました(苦笑)」と、佐伯リーダー。

「レクサスさんとはある程度、戦えるというところまで見えては来たと思います。でも、まだトップを獲れているわけではない。来年に向けては、昨年以上に早い段階から準備を進めています。オフのテストでも、どんどん新しいモノを投入していく予定です。やはり今シーズンに関しては、開発のスタートが遅れて、実戦に新しいモノを投入しても使い方などが熟成できず、テストをしながらレースをしていたような形になってしまった。そこは私といいますか、ホンダ陣営としての反省点です」と今季を振り返る。

 そんな現場の開発力、そしてシーズンのパフォーマンスを、昨年からモータースポーツ部の部長に就任した山本雅史部長も高く評価する。

「今シーズンのスーパーGTはホンダとしては昨年よりもHRD SAKURA(研究所)のGTの開発メンバーが頑張ってくれたと思います。開幕でポールポジションは獲れましたがトラブルでレースではみなさんが走れなかったり、出だしに躓いたなかでは中盤の2戦、富士と鈴鹿1000kmで勝たせてもらって、勝ってくれたチームと研究所の開発力に感謝しています」

最終戦もてぎで予選Q2に残ったKEIHINとRAYBRIG。レースでも激しいバトルを繰り広げ4位、5位に入賞


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