2017年からオートスポーツwevナビゲーターに就任した水瀬きいさんに、日本で活躍するレーシングドライバーに突撃インタビューをしてもらうことになりました。記念すべき第10回目はスーパーフォーミュラからスーパーGT、スーパー耐久やインタープロトなど、若手ドライバーでありながら、実は各種カテゴリーに参戦し経験豊富な山下健太選手です。
インタビューはスーパーGT最終戦の地、ツインリンクもてぎにて実施。参戦するGT300クラスでは第8戦タイでチャンピオン獲得の権利を失ってしまいましたが、土曜日の予選では4番手を獲得しました(インタビューは11月10日の金曜日に実施)。
ちなみにきいさんの山下選手評は「不思議な空気をもっていて、話せば話すほど面白いキャラクター」。なにやら本編が始まる前から爆笑インタビューになりそうな雰囲気が満載です。
■土屋武士さんは、よく分からないけどスゴイ!
水瀬きい(以下きい):ではまず、最初の質問です。2017年のスーパーGTを振り返っていかがですか?
山下健太(以下山下):チャンピオンの可能性がなくなったのは残念です。でも少し前まで争えていたことは良かったですね。去年のチャンピオンチームですし、土屋武士さんにエンジニア面でいろいろと教わって、自分的にはたくさん経験を積めたと思います。
きい:では、チームメイトの松井孝允選手は組んでみて、どんな相棒でしたか?
山下:見た目がカッコいいです。カッコよくて、速くて、勝負どころで強い。『ここでいかなきゃいけない』って時に必ずいってくれますね!
きい:松井選手とは、プライベートでも交友はあるんですか?
山下:ちょっと……いや、ありますね。
きい:スーパーGTのフル参戦は今季で2年目ですが、苦労何かありましたか?
山下:ないです。
きい:……おっと。ではラクショーということですか?
山下:楽勝ではないけど、別に特に何かあるわけではないですね。
きい:では、チーム監督の土屋武士さんはどんな人ですか?
山下:よく分からないんですけど、とにかくスゴイ! クルマのことに関してはすごく細かくて、公式練習で遅くても、予選や決勝までには必ず、少ない時間でセッティングを合わせてくれます。
きい:では、そんな武士監督率いるVivaC Team TSUCHIYAの雰囲気は?
山下:すごく面白いですよ。タイではみんなでプールに入ったり、ワイワイしていて仲良しです。全然ピリピリしていないですね。
きい:レースウイークもですか?
山下:レースウイークも、もちろん決勝日も(笑)。仲良く楽しみながらも、『やるときはやる』チームです。それが本当にすごいです。
きい:今シーズンは第2戦富士だけGT500クラスに乗りましたが、シーズンでいきなり参戦クラスが変わることによって、何か苦労はありましたか?
山下:スーパーGT以外にも、インタープロトなど他のカテゴリーもたくさん乗っているので、いつもどおりです。特にはありませんね。
※今季のスーパーGT第2戦では、WEC参戦の国本雄資に代わってWedsSport ADVAN LC500をドライブ