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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.12.19 23:20
更新日: 2017.12.20 01:26

「自分の課題を克服しに、投資を」全日本F3テストに参加した松井孝允の狙い

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スーパーGT | 「自分の課題を克服しに、投資を」全日本F3テストに参加した松井孝允の狙い

 12月19日、鈴鹿サーキットで走行1回目が行われた全日本F3選手権の合同テスト。今回、17台が参加したうち、F3-Nで2番手となるタイムをマークしたのは、2016年のスーパーGT300クラスのチャンピオンである松井孝允だ。今回、松井にはある狙いがあるという。

 松井はレーシングカートを経て四輪へステップアップしたが、2008年にメーカーのスカラシップドライバーから外れ、2011年にはレーシングドライバーへの道をあきらめるまでになっていた。しかし、その後“師”である土屋武士がつちやエンジニアリング再興を目指し、そのドライバーとして起用したのが、土屋がその才能を信じる松井だった(この松井のキャリアについては、オートスポーツNo.1446をぜひご覧いただきたい)。

 松井はJAF-F4で1年キャリアを積み、2015年にスーパーGT300クラスに土屋とともに参戦。16年には、それまで無冠だった土屋とともに、ドラマチックなチャンピオン獲得を果たしてみせた。土屋も松井の成長を確信し、「孝允はGT500に乗るべき」とことあるごとに繰り返している。

 ただ、土屋も松井も、GT500で戦うためには「F3に乗ること」が必要であると常々語っていた。それが実現したのが2016年の全日本F3選手権富士ラウンドで、松井は土屋がエンジニアを務めたマシンを駆り、F3-Nにスポット参戦し連勝。その実力を見せつけていた。

 今回のF3ドライブはその延長か……と筆者は思っていたが、走り出した松井のマシンは、カラーリングがそのときのものとは違う。2017年まで、アレックス・ヤンがドライブしていたHANASHIMA RACINGのものだ。テスト1日後、松井のもとに事情を聞きにいくと、汚れたメカニックグローブをして、マシンを自らメンテナンスする松井がいた。そしてピットに、土屋の姿はなかった。

「今回は(スタッフ)3人だけで来ています。武士さんがこっちに来ると、(土屋武士の)仕事にならないので(笑)」と松井は言う。

「これは、僕のお金で走らせているんです。スポンサーはゼロですけど、費用は……けっこうかかってますね」

松井孝允(SAMURAI)


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