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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.02.22 16:39
更新日: 2018.02.22 18:06

スバル/STI、スーパーGT&ニュル24時間投入のBRZとWRX STIを富士でシェイクダウン

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スーパーGT | スバル/STI、スーパーGT&ニュル24時間投入のBRZとWRX STIを富士でシェイクダウン

 スバル/STIは2月22日、2018年のスーパーGT300クラスに投入するSUBARU BRZ 300とニュルブルクリンク24時間耐久レースに投入するスバルWRX STIのシェイクダウンを富士スピードウェイで行った。

 GT300には2012年からスバルBRZベースのJAF-GTマシンを投入しているスバル/STI。2017年はドライバーやタイヤメーカーなどを不変の体制で臨んだが、チャンピオンシップで9位と苦戦を強いられた。

 開幕を4月に控えた2018年シーズンに向けてはドライバーに井口卓人と山内英輝のコンビを継続起用する一方で、チーム体制を変更。これまでチームを指揮してきた辰己英治総監督に代わり、STI(スバルテクニカインターナショナル)の渋谷真氏がプロジェクトゼネラルマネージャーに就任している。

富士スピードウェイでシェイクダウンされたSUBARU BRZ GT300
富士スピードウェイでシェイクダウンされたSUBARU BRZ GT300
SUBARU BRZ GT300はフロントの空力パーツに手が入れられている
SUBARU BRZ GT300はフロントの空力パーツに手が入れられている

 シェイクダウンに先立ち行われたカンファレンスで、STIの平川良夫代表取締役社長は「2017年シーズンをふり返りまして、もう一度戦って勝つというところに立ち返り、走る、曲がる、止まるという基本を見直してまいりました」とコメント。続いて、各マシンの改良点などが解説された。

 マシンについては、搭載する2リッターの水平対向ターボエンジンの燃焼室形状の見直しやエンジンヘッド内冷却性改善などが施されたほか、ボディは前後フェンダー、カナード、ドアミラーを新規に設計してエアロ特性を改善。

 そのほかブレーキ熱容量の改善、ブレーキメーカーがブレンボに変更、サスペンション改良によるタイヤ接地効率の改善など、全方位で戦闘力向上が図られた。

 2008年から参戦を続けるニュル24時間については、2017年大会ではフィニッシュまで残り3時間でマシンから出火があったためリタイア。クラス3連覇の夢が途絶えている。

富士スピードウェイで公開された2018年ニュルブルクリンク24時間仕様のスバルWRX STI
富士スピードウェイで公開された2018年ニュルブルクリンク24時間仕様のスバルWRX STI
富士スピードウェイで公開された2018年ニュルブルクリンク24時間仕様のスバルWRX STI
富士スピードウェイで公開された2018年ニュルブルクリンク24時間仕様のスバルWRX STI

 2018年は昨年の雪辱を果たすべくSP3Tクラスに継続参戦。予選ポールポジションとクラス優勝を目標に、マシンはエンジンのエキゾーストマニホールドや吸気ダクトの形状見直し、集団走行時のドライバビリティ改善を目的としたギヤ比の見直し、フロントフェンダー、カナードなど空力パーツの刷新などが行われている。

2018年のニュルブルクリンク24時間レースに挑むスバルには、井口卓人が加入
2018年のニュルブルクリンク24時間レースに挑むスバルには、井口卓人が加入

 ドライバーは山内/カルロ・バンダム/ティム・シュリックに、昨年までトヨタ陣営からニュル24時間を戦っていた井口を加えた布陣。チームを率いるのは辰己総監督と、お馴染みの顔ぶれとなる体制を築いている。


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