スーパーGT GT500クラスに参戦するLEXUS TEAM WedsSport BANDOHは3月19日、2017年までGT300クラスに参戦していた織戸学が、チームのエグゼクティブアドバイザーに就任すると発表した。
2018年は国本雄資と山下健太というふたりのコンビで、WedsSport ADVAN LC500を走らせるLEXUS TEAM WedsSport BANDOH。そのチームに、新たに心強い味方が加わることになった。2017年までスーパーGTに参戦していた“MAX”織戸だ。
織戸はもともとドリフトで活躍した後、現GTアソシエイション代表の坂東正明率いる坂東商会に入社。社員として本格的にレース活動をスタートさせ、1997年にはRS-Rレーシングwith BANDOHでRS☆Rシルビアを駆り、福山英朗と組んでGT300チャンピオンを獲得している。
その後も1998〜99年にバンドウで活躍したほか、2008年にはチームに復帰。レクサスIS350に初勝利をもたらし、2009年には片岡龍也とのコンビでチャンピオンも獲得。バンドウとは長年関係が非常に深く、チームを率いる坂東正敬監督にとっても“師”と言える存在だ。
LEXUS TEAM WedsSport BANDOHでは、織戸は『シリーズチャンピオン』、『モータースポーツを盛り上げる』、『夢をあきらめない』というチームの目標、そして織戸がもつ基本的な考え方や姿勢、『真剣さ、熱さ、精神力の強さ』がチームの目指す方向性と一致しており、“ブランド力の向上やモータースポーツの認知度を上げるにはもっとも相応しい人物”として起用に至ったとしている。
「2018年、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHの夢への続きのお手伝いをさせていただけることになりました」と織戸はコメントしている。
「古巣のバンドウへ帰ること2回目。とても幸せな役割をいただき、感謝しています。やるからにはドライバーやメカニックに気持ちの良い環境、そして多くのモータースポーツファンをさらに釘付けにするようなレースをお見せできるように、今度はうしろからサポートさせていただきます。今年のバンドウはさらに熱い!」
織戸はまた、横浜ゴムのタイヤ開発、媒体への露出、チームへのアドバイスの支援もしていくという。今季はスーパー耐久にも参戦が決まっている織戸だが、まだまだ自身のプロジェクトとともに、多忙な日々を送ることになりそうだ。