スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは3月27日、岡山国際サーキットで4月7~8日に開催する第1戦の参加条件を発表した。
スーパーGTでは、各車ごとに異なる性能を均衡化させるべく、各大会ごとに参加条件を定めており、参戦各車は車両重量やエアリストリクター径をそれに合わせなければならない。スーパーGT500クラスでは唯一ミッドシップレイアウトを採用しているホンダNSX-GTのみ、参加条件が設けられている。
そのホンダNSXの競技車両最低重量は、2017年途中から採用された1034kgから変更なし。ホンダ勢は、2017年シーズン中盤から速さを取り戻し、今年も開幕前のテストで好調ぶりをみせていることから、開幕戦では三つどもえの争いが繰り広げられそうだ。
また、FIA-GT3とJAF-GT、マザーシャシーが覇を競うGT300クラスについても参加条件が発表されている。
30号車と31号車のTOYOTA PRIUS apr GT、SUBARU BRZ R&D SPORTが属するJAF-GTの最低重量は全車とも1150kg。エアリストリクター径についてはプリウスが28.70mm、BRZが45.00mmとされた。
なお、性能調整のために設けられているBoP重量については、全車とも0kgとされている。
トヨタ86とマークX、ロータス・エヴォーラが属するマザーシャシーの最低重量とエアリストリクター径は2017年シーズンから変更なし。ただしBoP重量は40kgから20kgへと減らされている。
ブランパンGTシリーズのBoPをもとに定められるGT3についてはEVOパッケージが登場しているBMW M6 GT3、ポルシェ911 GT3-Rなどについて、アップデートキット適用/不適用ごとに参加条件が定められた。
各車の具体的な参加条件は以下のとおりだ。
I.クラスI(GT500)
対象車種:HONDA NSX-GT
参加条件:競技車両最低重量:1034kg
クラスI(GT500)参加車両については、燃料補給装置流量リストリクター(内径25.0mm)が引き続き適用される。取付位置等については、末項を参照のこと。