「寒いね!」
いよいよ春も到来し、迎えたスーパーGT第1戦岡山の公式予選日。会う人会う人、交わす言葉はまずはこの4月とは思えないほどの冷え込みだ。まさかのグリッドとなった第1戦岡山の予選は、この季節外れの寒さと不順な天候が生んだのは間違いない。
前日から冷たい雨が降り、この日も早朝こそ晴れ間も見えていたものの、公式練習時にはまさかのひょう混じりのみぞれが降った。さらに、公式予選ではGT500の予選Q1終了後、強い雨が降り路面は瞬く間にウエットになってしまう。
GT300のQ1では、さまざまな波乱が起きた。なんと2017年チャンピオンであるグッドスマイル 初音ミク AMGが、谷口信輝のドライブにもかかわらずQ1脱落となったのだ。また、富士での公式テストでも好タイムをマークし、岡山でも速さをみせてきたD’station Porscheもまさかの20番手という順位で予選を終えてしまっている。
「この気温にドンピシャを持ってきているチームがいるとも思えない。午前はタイヤが温まりきらず、セットアップも進められなかった」というのは、谷口の相方である片岡龍也。また、D’station Porscheのスベン・ミューラーも「アタックラップは良かったと思うけど、残念ながら想定したタイムは出なかったね。コンパウンドが気温にマッチしていなかった。テストではずっと良かったのにね」と語っている。