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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.02 17:49
更新日: 2018.05.02 18:22

脇阪寿一監督「大切な一戦ですけど苦しいし、しんどい」。山田健二エンジニア急逝後、最初のレースに臨むWAKO’S 4CR LC500

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スーパーGT | 脇阪寿一監督「大切な一戦ですけど苦しいし、しんどい」。山田健二エンジニア急逝後、最初のレースに臨むWAKO’S 4CR LC500

 スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿の決勝日にあたる4月22日に鈴鹿で急逝したチームルマンの山田健二エンジニア。スーパーGTでもWAKO’S 4CR LC500のエンジニアを務めていたが、今週末の第2戦富士では、WAKO’Sは山田エンジニア亡き後、最初のレースを迎える。チームのまとめ役でもある脇阪寿一監督に、現在の心境を聞いた。

「健二さんとは付き合いは長くはないですけど、自分がやりたい方向に対してすごく理解してくれて、動いてくれた。本当に辛くて、やりきれなくて。でも、悲しんでばかりいるわけにもいかないし、クルマを走らせなければならないし。それが健二さんが望んでいることだと言い聞かして、ここ(富士)に来ました」と、前向きな言葉を述べながらも、憔悴しきった表情を見せる寿一監督。

 訃報は、当日の朝に電話で聞いた。

「朝の7時頃に電話が掛かってきて、その時間に電話が来るということはなにかあったと思いましたけど、驚きました。いろいろなことを思い出して、健二さんなら『走れ!』っていうなと思って(大嶋)和也には『大変だろうけど、お客さんもいるしプロとしてちゃんと走れ』と伝えて、和也も話を聞いてくれました。そこからはショック、悲しさ、そして不謹慎かもしれないけど、チームとしてこれからどうしよう? と。頭の中で混乱して、何をしていいか分からなかった」

「ウチのチームは山田健二さんが作るクルマのスピードが基本軸にあって、そこでドライバーふたりをどう気持ちよく走ってもらうかが、自分の目指している方向だった。山田健二さんを失って、どうするのか? その日は朝から夕方まで、ずっと頭の中がぼーっとしていて、それからTRD、トヨタと連絡を取り始めました」と、当日を振り返る寿一監督。

 その後、さまざまな経緯を経て、DENSO KOBELCO SARD LC500の田中耕太郎エンジニアがWAKO’Sに電撃移籍することになった。シーズン中、しかも開幕戦を終えたばかりでの担当エンジニアの移籍は、前例が見当たらない。

サードから電撃移籍し、スーパーGTで第2戦からチームルマンのエンジニアを務めることになった田中耕太郎氏


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