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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.19 02:16
更新日: 2018.05.19 02:19

ポルシェドライバーが語る新911 GT3 R「スーパーGTでも性能を発揮するはず」

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スーパーGT | ポルシェドライバーが語る新911 GT3 R「スーパーGTでも性能を発揮するはず」

 ポルシェは5月11日、第46回ADACチューリッヒ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)が開催されているニュルブルクリンクで、2019年モデルとなる新型911 GT3 Rを世界初公開した。現行の911 GT3 Rと比較してどんなフィーリングなのかを、テストでステアリングを握ったポルシェのファクトリードライバーにニュルブルクリンクで話を聞いた。

 ヨーロッパ、日本の自動車メーカーが市販レーシングカーとして数多くのモデルを送り出し、激戦となっているGT3マーケット。そこにポルシェがさらなるシェア獲得を目指しリリースしたのが、新型911 GT3 Rだ。市販の911 GT3 RSの血統を汲むリザードグリーンのラインが入ったマシンは、これまでと各部が大きく異なっており、現行GT3 Rからのアップデートに対応していないほどの変更を受けている。

 現行型に比べて30%ものダウンフォース向上、フロントのダブルウィッシュボーン化、ブレーキの改良、タイヤ径の変更、ポルシェのGT3カーとして初めてのエアコン装備、E-クラッチ等、数多くの新機軸を投入した新型911 GT3 Rだが、この発表の際にプレゼンテーションを担ったヨルグ・ベルグマイスターは「いちばんの旧型との違いはダウンフォースだ。それと、新しいABSのパフォーマンスが大きく向上している。フィーリングとしては、LM-GTEの911 RSRに限りなく近づいていると思うね」と評している。

「新型911 GT3 Rは、RSRのようによく曲がる印象だ。それに、GT3カーをドライブすることが多いジェントルマンドライバーたちからは、今まで安全性に対して意見があった。ダウンフォースを増やしたので、彼らにとってもこのクルマは大いに楽しめると思うよ」

 一方、ニュルブルクリンク24時間では予選2番手を獲得し、スーパーGTでも活躍する若手筆頭株のスヴェン・ミューラーは「見た目も美しいし、こんなにスゴいクルマを作り上げたのは、ポルシェモータースポーツにとって大きな成功だと思うんだ」と新型911 GT3 Rについて語っている。

「僕はモンツァでの撮影の際に、この新型911 GT3 Rをテストすることができた。市販レーシングカーとしては非常にドライブしやすいし、とてもイージーなんだ。エアコンも装着されたし、ダウンフォースレベルも今までのものより大きく向上している。このクルマでレースすることが今からすごく楽しみだよ」とミューラー。

ニュルブルクリンク24時間で予選2番手を獲得したスヴェン・ミューラー(左)[caption id="attachment_370795" align="aligncenter" width="300"] ステファン・バリザーとともに新911 GT3 Rのプレゼンターを務めたヨルグ・ベルグマイスター(左)。
新型911 GT3 Rのサイドビュー
新型911 GT3 Rのリヤビュー
新型911 GT3 Rのリヤビュー
新型911 GT3 Rのサイドミラー。空力を意識した造形。


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