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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.20 17:33
更新日: 2018.05.20 21:42

タイヤ無交換vs交換組による大混戦バトルを制したK-tunes RC FがGT300初優勝

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スーパーGT | タイヤ無交換vs交換組による大混戦バトルを制したK-tunes RC FがGT300初優勝

 2018年のスーパーGT第3戦は5月20日、鈴鹿サーキットで52周の決勝レースが行われ、スーパーGT300クラスはタイヤ無交換組とタイヤ交換組による大混戦を制したK-tunes RC F GT3がポール・トゥ・ウィン。シリーズ参戦3戦目でチーム初優勝を飾った。

 予選日同様、快晴に恵まれた第3戦鈴鹿の決勝日。しかし、決勝前にサーキットの計時システムにトラブルが発生した影響でスタート時刻がディレイ。当初の予定より40分遅い15時20分に決勝レースがスタートすることになった。

 三重県警察先導によるパレードラップ時に30号車TOYOTA PRIUS apr GTの動き出しが遅れる場面があったものの、29台全車がそろってパレードラップが行われ、セーフティカー先導のフォーメーションラップに参加。その後に迎えたレーススタートではK-tunes RC F GT3に2番手スタートのHOPPY 86 MCが並びかけたが、ここはポールシッターのK-tunes RC Fがポジションをキープして1~2コーナーを立ち上がった。

 トップのK-tunes RC Fがギャップを広げていく一方で、HOPPY 86は硬めのタイヤを履いているのかペースが上がらず。グッドスマイル 初音ミク AMGやSUBARU BRZ R&D SPORTなどに交わされ、1周目を終えた時点で6番手までポジションを落としてしまう。

 3周目を終えた時点でトップを行くK-tunes RC Fは2番手の初音ミク AMGに対して3.052秒ものギャップを構築。早くも独走状態に入る。また、初音ミク AGMと3番手SUBARU BRZは約0.9秒差、SUBARU BRZと4番手SYNTIUM LMcorsa RC F GT3は約1.4秒差とほぼ等間隔で続いている。

 快走を続けるk-tunes RC Fの新田守男は、10周を終えた時点で6秒以上のリードを拡大していったが、12周目に入ったタイミングでGT500クラスのDENSO KOBELCO SARD LC500が立体交差のデグナーカーブの立ち上がりでクラッシュ。マシンがイン側ランオフエリアにストップしたためセーフティカーが導入され、レースがリセットされることに。

 また、このセーフティカーラン中にトラブルか、マッハ車検 MC86 Y’s distractionがS字手前で自らランオフエリアにマシンを進めてストップしている。

 ストップした車両の回収、隊列整理などを終えて、セーフティカー導入から約17分後、GT300クラスが16周目を終えた時点でレースが再開されると、HOPPY 86とUPGARAGE 86 MCが先陣を切ってピットイン。ともに“お家芸”とも呼べるタイヤ無交換作戦を敢行する。


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