JAF日本自動車連盟は、8月12日付けでJAFモータースポーツニュースを発行したが、このなかで2017年に変更された車両規則についても見ることができる。GT500クラスでは、いくつか特筆すべき事項も記載されている。
スーパーGT500クラスでは、2017年から新たな規定が導入されることが決まっており、すでにレクサスは8月27〜28日の第6戦鈴鹿で17年から採用する新型マシンを公開する予定だ。そんなGT500クラスの新規定について、GTアソシエイションの坂東正明代表は「ダウンフォース20%抑制の方向」にあると口にしてきたが、12日付けのJAFモータースポーツニュースから、その“方向”が見えてきた。
まず、寸法が異なる。これまで4,775mmだった車体全長は50mm短縮され、最大で4,725mmとなる。また、興味深いのは、前後ホイールアーチ、車体下部をつなぐ『デザインライン』についてだ。車体全長が短縮されたのにあわせて、フロントのオーバーハングがこれまでの975mmから、925mmに変更された。フロントはこれだけでもダウンフォースは抑制されそうだ。
さらに目を引くのが、デザインラインの車体後端部分だ。リヤホイールアーチからリヤバンパーに繋がるラインがデザインラインで規定されているが、リヤホイールアーチ後方、バンパー部分のデザインラインの高さがこれまでの400mmから、195mmと半分以下に変更された。
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