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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.07.01 11:02
更新日: 2018.07.01 11:08

スコールが生んだ波乱の予選。決勝はまったく別の展開か/GT300予選《あと読み》

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スーパーGT | スコールが生んだ波乱の予選。決勝はまったく別の展開か/GT300予選《あと読み》

「これは来るでしょ」

 スーパーGT第4戦タイの予選日、ピットウォーク中にチームメンバーたちがスマートフォンやタブレットで見ているのは、雨雲レーダーだ。見せてもらうと、雨雲を示す真っ赤な模様がすぐ近くにある。そしてそれから10分ほどが経つと、予想どおり大粒の雨がサーキットに降り注いだ。スタッフたちが作業を進めていた6月28日から連日降っているスコールが、この日も降ったのだ。

 これでGT300クラスの予選Q1は、フルウエットの状態からスタートした。しかし、コース上の水はどんどん減っていく。このコンディション下で速さをみせたのは、こういった状況を得意とするダンロップ勢。Hitotsuyama Audi R8 LMSを駆る富田竜一郎が光る速さをみせ、最終的にスポット参戦のest cola by AAS Motorsportにトップを奪われてしまうものの、2番手につけた。

 同様にウエットで速いのはブリヂストン勢で、3番手にポールポジションとなったLEON CVSTOS AMG、そしてARTA BMW M6 GT3が続いた。また、ダンロップではGAINER TANAX GT-R、SUBARU BRZ R&D SPORTもQ1を突破している。

 逆にこのコンディションに泣かされたのがヨコハマのJAF-GT勢。「こういう変化していくコンディションに合わせられなかった」という坪井翔がドライブしたHOPPY 86 MCが18番手で、19番手にUPGARAGE 86 MC、20番手に30号車TOYOTA PRIUS apr GT、21番手に埼玉トヨペットGreenBraveマークX MCと、JAF-GT+ヨコハマが固まってしまった。

 GT500の予選を挟み行われたQ2はドライに転じたが、ここで速さをみせたのがLEON CVSTOS AMGでポールポジションを獲得。一方、同タイムで先にタイムを出していたマネパ ランボルギーニ GT3が当初ポールかと思われたが、予選後の車検でリストリクターの検査に引っかかってしまい、悔しい失格処分に。また、GAINER TANAX triple a GT-Rは参加条件のブルテンに記載されている最大過給圧の項目で引っかかってしまったようで、3番手だったはずが同様に失格となってしまっている。

 最終的に、マネパ ランボルギーニ GT3とGAINER TANAX triple a GT-Rをのぞいたグリッドは、なんとBS/DL/BS/DL/BS/DLとトップ6にブリヂストン装着車とダンロップ装着車が並ぶ状況となった。ヨコハマ勢の最上位はグッドスマイル 初音ミク AMGの7番手で、Modulo KENWOOD NSX GT3が8番手となっている。

■決勝も天候次第で読めないか。無交換が主流に……!?


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