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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.08.05 09:30
更新日: 2018.08.05 10:35

GT300予選《あと読み》:「みんなの力」で獲ったHOPPY 86 MCのPP。決勝は戦略が勝敗を分けるか

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スーパーGT | GT300予選《あと読み》:「みんなの力」で獲ったHOPPY 86 MCのPP。決勝は戦略が勝敗を分けるか

「すごく嬉しい。タカミツ(松井孝允)が初ポール獲ったときくらい。みんなで獲ったポールポジションだと思う。ここで、このパッケージでポールを獲るのはすごく難しい。大本命の“横綱”である55号車(ARTA BMW M6 GT3)に対して、うっちゃることができたのは誇りに思う」

 予選後、GT300クラスのポールポジションを獲得したHOPPY 86 MCの土屋武士監督はこう語った。JAF-GT車両、特にGT300マザーシャシーにとって、この富士は苦手とするコースだけに、このポールポジションはドライバーたちも「まさかポールを獲れるとは(松井)」と驚く結果となった。

 では、なぜHOPPY 86 MCはここでポールを獲れたのか。土屋監督によれば、「新しいアイテムはひとつもない」という。そして、ポールを獲れた結果は「今あるこのパッケージ、パフォーマンスを引き出しきることができたから。そしてドライバーがそれを引き出しやすくするという2点かな」だと要因を語った。

 今回、予選Q2に坪井翔を据えたのもそのひとつ。FTRS出身の坪井は、全日本F3を含めて富士をいやというほど走り込んでいる。一方でタイやSUGOは、松井が得意とするコースだ。こういった得意なコースでそれぞれの速さを引き出すことで、パフォーマンスを最大化したのだ。

HOPPY 86 MC
HOPPY 86 MC

「どちら(がQ2)でも変わらなかったと思うけど、坪井の勢いもある。タカミツが確実にタイムを出せるサーキットはいくつかあるんだけど、富士の一発の出し方は、坪井がF3で何度も走っているし、経験値の差で坪井の方がちょっと可能性があると思ったから」と土屋監督はいう。そして、その引き出す力をチーム全員で作り上げたからこそのポール獲得だったというわけだ。

「いろんな意味で思った通りにいってくれて、楽しかった。みんなで絞り出したポール。このパッケージでは、富士ではみんなが絞り出さないとポールは獲れない。あとはヨコハマさんは夏場が強いし、30kg軽くなったBoPもあって、ここではガチ勝負ができると思っていたから」

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