スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.09.05 23:43
更新日: 2018.09.05 23:51

鈴鹿10時間:Modulo Drago CORSE、『10時間シェイクダウン』で多くの収穫を得る


スーパーGT | 鈴鹿10時間:Modulo Drago CORSE、『10時間シェイクダウン』で多くの収穫を得る

 8月24〜26日に、鈴鹿サーキットを舞台に争われたインターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦・第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース。このレースでは、スーパーGT第5戦富士でクラッシュを喫し、厳しいスケジュールのなか新車を用意したModulo Drago CORSEが急遽新車を用意し参戦。燃料系のトラブルに見舞われながらも、21位でフィニッシュした。

 今季からホンダNSX GT3を使用し、スーパーGT GT300クラスに参戦した道上龍率いるModulo Drago CORSE。既報のとおり、8月4日に行われていたスーパーGT第5戦富士の公式練習中にヒットされるかたちでリヤエンドが大破。チーム代表の道上は当初から参戦を予定していた鈴鹿10時間に向け、急遽新車のシャシーナンバー016を投じることを決断し、道上龍/大津弘樹/小暮卓史というドライバーラインアップで参戦することになった。

 8月23日の特別スポーツ走行1から新車とともに走行を開始することになるが、Modulo Drago CORSEの34号車NSX GT3は、強いオーバーステアに悩まされることになる。リヤタイヤの剛性感が感じられず、ありとあらゆるセットアップを試すも、なかなか解消できなかった。

「今回、ピレリタイヤのグリップに悩まされましたね。スーパーGTでもリヤグリップを確保しなければならないですが、スーパーGTでは専用のタイヤがある。今回はNSXにとって剛性感がなかった感じです。ヨレるというか」というのは道上だ。

「リヤはしっかりさせたかったので、セットアップでいろいろやりましたが、全然スーパーGTのセットが通用しない感じでした。あり得ないくらいのキャンバーをつけたりしましたが……」

 この状況下では、いかに3人の豪華ドライバーたちをもってしても「いつスピンしてもおかしくない(道上)」という状態になってしまう。道上はこう続けた。

「コーナーの立ち上がりは電子デバイスが入るのでなんとか抑えられますが、ターンインのときのリヤはどうしても電子制御が効かない。ドライビングですごく苦労しました。2分5秒や6秒というラップタイムの世界で、こんなにしんどいのかと(苦笑)」

■予選ではスピン。「天ぷらの揚げる前みたいに……」

 ブランパンGTシリーズ・アジア参戦チームをはじめとした上位陣に対し、ラップタイムとしては苦しい戦いを強いられたModulo Drago CORSEだったが、3人のドライバーたちが予選Q1では安定したラップを刻み、Q2シュートアウトに進出する。なかでもQ1では、ふたりめにアタックした大津が2分04秒108と、3台のホンダNSX GT3勢のなかでも最速のタイムをマーク。「すごく自信になりました」と大津も喜んだ。

 Q2のシュートアウトを担ったのは、3人のなかで唯一のプラチナドライバーである小暮。しかし、2分03秒台をマークしたアタック周、スプーンでトラックリミット違反を犯したことに気付いた小暮は、翌周再度アタックをかけるも、「オーバースピードでした」とデグナーでスピンを喫してしまった。

「小暮からは無線で『すいません。スピンしちゃいました』って連絡が来たんで、『ああ、そうか』と思ってモニターを見たら、砂がザバーって。天ぷらの揚げる前みたいに真っ白になって出てきましたね(苦笑)」と一瞬道上もヒヤリ。ただ、マシンにダメージが無かったのは幸いだった。小暮も「富士からの流れで、絶対に壊しちゃいけないと思っていたので……」と苦笑いを浮かべた。

 ただ道上は、小暮のスピンを「その映像を観た瞬間に、そうなるだろうと思った」とかばった。

「僕たちはずっとリヤがつらいと思っていた。そのなかで予選は攻めるから、ああなるのは仕方ない。監督だけしていたらそう思わなかったかもしれませんが、僕も乗っていたから分かるんです。予選もプラクティスから考えたら、シュートアウトに残れるのかな……と思っていたくらいですから」

Modulo Drago CORSEから鈴鹿10時間に参戦した小暮卓史
鈴鹿10時間で記者会見に出席した道上龍


関連のニュース

本日のレースクイーン

レーシングミクサポーターズ
荒井つかさ(あらいつかさ)

スーパーGT Photo Ranking

フォトランキング