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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.09.24 20:34
更新日: 2018.09.25 10:15

NSX-GTはもう2019年観られない!? GTA坂東代表が改めて説明した国内3メーカーとクラス1の優先関係

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スーパーGT | NSX-GTはもう2019年観られない!? GTA坂東代表が改めて説明した国内3メーカーとクラス1の優先関係

 9月16日、スポーツランドSUGOで開催されたスーパーGT第6戦SUGOのGTアソシエイションによる定例記者会見の場で、GTAの坂東正明代表は、GT500クラスとDTMドイツツーリングカー選手権との間で進められているクラス1の進捗について「粛々と進んでいる」と語ったが、今後2〜3年の展望について、一部に「“2019年からホンダNSX-GTが出場できない”とする誤解がある」として改めて説明を行った。これまでのクラス1規定のいきさつ、そして今後数年の流れを、改めてまとめてみよう。

 2009年、ツインリンクもてぎでのスーパーGT最終戦にDTMの代表団が訪れ、車両規定統一に向けて動き出したのがこのクラス1規定のそもそもの始まり。関係メーカーへの説明会や、DTMを運営するITR e.VとGTAとのさまざまな交渉を経て、2012年にザ・プリンス・パークタワー東京で行われた記者会見で、車両規則統一化に向けた契約が締結された。

 すでに2012年からDTMでは共通モノコックを中心にさまざまなパーツを共通化した規定を採用し、それまで参戦していたアウディ、メルセデスベンツに加え、この規定に魅力を感じたBMWが参戦。2014年からはGT500でも、エンジンの違いこそあれ同じ規定を使ったマシンが製作され、ニッサンGT-RニスモGT500、レクサスRC F、そしてミッドシップ+ハイブリッドのホンダNSXコンセプト-GTという3車が登場した。

 2017年からは、スーパーGTでは14年規定からの改良が施された17年規定が導入され、ニッサンGT-RニスモGT500、レクサスLC500、ミッドシップのホンダNSX-GTという3車が登場。熱戦が続いている。なお、NSXコンセプト-GT、NSX-GTはモノコック等の共通パーツを使いながら、レイアウトがMRであるため、性能調整を加えられながら戦っている。

 一方DTMでは、2018年から「ファンがより多くのバトルを楽しみ、スリルを味わえるシーズン」とするべく、クラス1を先取りし、フロントフリックのカナードの縮小化、ラテラルダクト部分のパネル/カナードの廃止、リヤフェンダー後端下部のフリックの廃止などが採用された。GT500とは似た印象ながら、空力付加物がシンプルな形状となっている。

スーパーGT第4戦タイ GT500決勝スタート
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DTM第18戦のスタート


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