レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.11.09 19:53
更新日: 2018.11.09 20:44

いよいよスーパーGT最終決戦。RAYBRIG山本尚貴がダブルタイトル獲得へ向け「意識せずにはいられない」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | いよいよスーパーGT最終決戦。RAYBRIG山本尚貴がダブルタイトル獲得へ向け「意識せずにはいられない」

 いよいよチャンピオン決定戦となる、2018年のスーパーGT最終戦、第8戦もてぎ。スーパーGT500クラスのドライバーズチャンピオン争いは、同点でランキングトップの100号車RAYBRIG NSX-GTと1号車KeePer TOM’S LC500の実質、一騎打ちで争われる。

 2週前にスーパーフォーミュラで2度目のタイトルを獲得したばかりのRAYBRIG山本尚貴は、今年のスーパーGTでもタイトルを獲得すれば2004年以来のダブルタイトル獲得ドライバーとなるが、その山本に今週末の抱負を聞いた。

 まずはスーパーフォーミュラでのタイトルを獲得後、この2週間、山本はどのような時間を過ごしてきたのか。

「家族と過ごしていました。タイトルを獲って嬉しい気持ちで過ごせたのでいい時間ではありましたけど、ただやっぱり、今週末のスーパーGTのことがあるので、どことなく気が抜けない感じでしたし、どうしても今週末のことを考えてしまいますよね」

「ただ、家族はそのことを気に掛けないように普段通りに接してくれようとしていたので、ありがたかったです」

 もてぎ搬入日の金曜日にサーキットに入った山本は、早速、チームメイトのジェンソン・バトンや、バトンのマネージャー、友人たちからも盛大な祝福を受けた。

「ジェンソンとは、もともとメッセージでやりとりしていましたけど、直接会って『おめでとう』と言ってもらいました。いろいろな方が祝福してくれて、もちろん、気分はいいですよね」

スーパーGT最終戦もてぎ搬入日
サーキットに着いたバトンはスーパーフォーミュラ2度目のチャンピオンとなった山本を祝福

 リラックスした山本の表情からは、2週間前に緊張した面持ちだったスーパーフォーミュラの金曜日とは、かなり違った雰囲気を感じる。

「スーパーフォーミュラと変わりませんよ。スーパーフォーミュラは金曜日から走行が始まるので緊張感がなかったわけではなかった。スーパーGTの金曜は走ることがないので今は特にプレッシャーも感じていないですし、スーパーフォーミュラでサーキットに入った木曜日もこんな感じでした」と山本。

「もちろん、明日になればまた変わると思いますし、変わらないといけないと思います。そういうスイッチを最近はうまく持てるようになったのかなと思います」

 それでは、2004年のリチャード・ライアン以来、そして、ホンダのドライバーとしては過去に達成したドライバーがいない、(スーパーフォーミュラとスーパーGTの)ダブルタイトル獲得についてはどう感じているのか。

「これまでホンダでは(ダブルタイトル獲得は)いないですし、日本のモータースポーツの長い歴史の中でもリチャード(ライアン)が獲ったきり。こういうチャンスは何年に1回あるか、そう何回も来るものでもないので、獲れるときに獲りたいというのが本音ですし、意識せずにはいられないです。みなさんの期待があることも分かっていますし自分でも、もちろん獲りたいと思っています」

 今週末のレースを考えると、100号車としてはタイヤのピックアップ(タイヤかすがタイヤ表面から取れずに付着したままになり、タイヤのグリップ低下を招く)と同様に、レクサス陣営、2台体制で参戦しているトムスチームの『チームプレー』が大きなポイントとなりそうな気配だ。

■メーカー同士の戦いの意義、プレッシャーをコントロールする山本


関連のニュース