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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.11.11 14:31
更新日: 2018.11.11 18:16

12ポイント差をタイヤ無交換作戦で大逆転。LEON AMGがシーズン初優勝で2018年チャンピオンに輝く【GT300決勝】

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スーパーGT | 12ポイント差をタイヤ無交換作戦で大逆転。LEON AMGがシーズン初優勝で2018年チャンピオンに輝く【GT300決勝】

 2018年シーズンのスーパーGT最終戦となる第8戦のスーパーGT300クラス決勝が11月11日、ツインリンクもてぎで行われ、黒澤治樹と蒲生尚弥がドライブしたLEON CVSTOS AMGが優勝。ランキングトップだったARTA BMW M6 GT3が9位に沈んだことで、12ポイント差を逆転してチャンピオンに輝いた。

 前日の公式予選ではマネパ ランボルギーニ GT3の平峰一貴が自身初のポールポジションを獲得する結果となったGT300。チャンピオン争いを展開する6台のなかではLEON AMGがフロントロウに並んだのに対し、ARTA BMWは10番手と後方からのスタートとなった。

 また、スタート前には植毛GT-Rがピットに戻り、さらにマッハ車検 MC86 Y’s distractionがパレードラップに参加できずピットレーンからのスタートとなっている。

 迎えた最終戦の決勝スタート、ローリングスタートから各車1コーナーに向かっていくと3番手スタートのグッドスマイル 初音ミク AMGがインからLEON AMGを交わして2番手に浮上。さらにはSUBARU BRZ R&D SPORTも3番手にポジションを上げる。一方、LEON AMGはオープニングラップで5番手まで後退してしまう。

 5周目にはLEON AMGの背中に31号車TOYOTA PRIUS apr GTがぴたりとつけ、オーバーテイクのチャンスをうかがう。その差は1秒以内。31号車プリウスとしてもタイトル獲得の可能性を残していることから、この争いは譲れない状況だ。

 LEON AMGのステアリングを握るのは黒澤、31号車プリウスを駆るのは平手晃平。黒澤はラインを変えながら平手をブロックし、ふたりの争いにはGT500クラスが絡みながら、5番手をかけた激しい攻防が続く。

 一方、10周目を終えてトップは依然マネパ ランボルギーニのマルコ・マペッリ。快走を続け、この時点で2番手の初音ミクAMGに対し約7秒のアドバンテージを築いていた。その初音ミクAMGは3番手のSUBARU BRZにその差を詰められる状況。さらに後ろからはGAINER TANAX GT-Rも接近し、この3台がワンパックとなって走行が続く。

 その後方、ARTA BMWは13周目に8番手に浮上。5コーナーでHOPPY 86 MCのインをついて交わすと、HOPPY 86の抵抗を許さずにそのままポジションをキープする。

 18周目を終えて、Modulo KENWOOD NSX GT3がいち早くピットイン。ここから各車、次第にピットストップに向けた動きが始まった。

■トップを快走のマネパ ランボルギーニにトラブル発生


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