レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.12.09 14:04
更新日: 2019.11.10 13:42

ファン感謝イベント、ホンダサンクスデー開幕。国内二冠の山本尚貴、2018年は「ホンダの年にできた」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | ファン感謝イベント、ホンダサンクスデー開幕。国内二冠の山本尚貴、2018年は「ホンダの年にできた」

 12月9日にツインリンクもてぎで開催されているホンダ・レーシング・サンクスデー2018。12時すぎから行われた『Honda Racing THANKS Ceremony』で、スーパーGTと全日本スーパーフォーミュラ選手権の二冠を達成した山本尚貴は2018年を「ホンダの年にできたと思う」とふり返った。

 2018年シーズン、ホンダは四輪カテゴリーの頂点となるF1ではトロロッソとタッグを組んだ初シーズンとなり、ピエール・ガスリーが計4回の入賞を達成。国内レースのスーパーGTではRAYBRIG NSX-GTが、スーパーフォーミュラではTEAM MUGENの山本尚貴がシリーズチャンピオンを獲得している。

 また二輪カテゴリーでは、MotoGPでマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がクラス通算5度目のシリーズチャンピオンに輝くと、ホンダとしてもマニュファクチャラーズタイトルを獲得したほか、レプソル・ホンダ・チームがチームタイトルを獲得している。

 セレモニーにはイベントに参加する全ドライバー、ライダーが登壇。まずは八郷隆弘ホンダ社長が冒頭、8日(土)にもてぎロードコースで発生した二輪ライダーがなくなった事故について言及。「昨日、二輪の走行で残念な事故が起きてしまいました。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご家族にお悔やみを申し上げたい」と述べた後、2018年シーズンのモータースポーツ活動を総括した。

「二輪では(トライアル世界選手権に参戦する)トニー・ボウ選手が前人未到の12連覇を達成してくれました。MotoGPでは今日は残念ながら(イベントに)参加できませんが、マルケス選手が3年連続5度目のチャンピオンを獲得。コンストラクターズ、チームチャンピオンの3冠も2年連続で獲ることができました」

「中上(貴晶)選手は日本人ライダーとして(MotoGPに)チャレンジしてもらい、最終戦で6位入賞を果たしてくれました。少し寂しい話題ですが長年ホンダとともに戦ってくれたダニ・ペドロサ選手が今シーズン限りで引退することになりました。本当に長い間ありがとうございました。そしてご苦労さまでした。サンキュー、ダニ!」

「またF.C.C. TSRホンダ・フランスが世界耐久選手権(EWC)で年間チャンピオンにもなり、国内選手権ではモトクロス、トライアルで優勝し、二輪として順調なシーズンを過ごせたと思っております」

「四輪についてです。国内で今年、スーパーGTではホンダチームが4勝を獲得することができ、山本選手、(ジェンソン・)バトン選手はホンダとして8年ぶりのシリーズチャンピオンを獲得してくれました」

「また山本選手はスーパーフォーミュラと合わせて二冠を達成してくれました。苦しい時期もありましたが、ひとつひとつ積み重ねた努力がやっと実を結び手応えを感じるようになりました」

「海外ではインディカーで佐藤琢磨選手が残念ながらインディ500の連覇は逃しましたが、自身3勝目を挙げてくれました。F1では新たにトロロッソとチャレンジをしました」

「みなさんの期待に充分にお応えできなかった部分もあると思いますが、(F1)鈴鹿の日本GPではチームシャツを着たファンが応援にかけつけてくれました。これを見たトストさん(フランツ・トスト代表)やチームメンバー、ドライバーが感激していました。ご声援、本当にありがとうございました」

「来年は新たにレッドブル・レーシングともパートナーシップを結び、トロロッソ、レッドブルとともに頂点を目指して努力していきますので、ご声援よろしくお願いいたします」

「ホンダはこれからもすべてのモータースポーツで勝ちにこだわり、全力を挙げてチャレンジしていきます」

 その後は二輪を代表して全日本トライアル選手権IAスーパークラスチャンピオンの小川友幸、四輪を代表してスーパーGT/全日本スーパーフォーミュラ選手権を戦った山本、スーパーGTを戦ったバトンがコメント。山本は2018年を「ホンダの年にできたと思う」と語った。

「僕たち四輪は少し苦しい時期を送ってきました。ただ、そのなかでも開発陣、チームのみなさんの頑張り、正直レースをやっていると、苦しい時期のほうが多いですが、そんななかでもドライバーが頑張り続けることができたのは、たくさんの方に応援していただけたからだと思います。本当にありがとうございました」

「今年はホンダの年にできたなと思っています。来年も今年以上の成績を残せるように全力を尽くしたいと思っています」

 またバトンは、スーパーGTチャンピオンとして参加する2018年のホンダサンクスデーでは特別なものになっていると印象を語っている。

「コンニチハ。サンクスデーは何度も来ていて、今シーズンに達成したもの、ここに立っている全員で成し遂げたものをみなさんに報告できる。特に今年はスーパーGTでチャンピオンになってここに来ることができた。F1ドライバーとして何度も参加してきたイベントだけど、スーパーGTチャンピオンとして参加することには特別な意味がある。隣に立っているクニさん、ナオキさんとともに素晴らしい1年を過ごすことができた」

「これはいつも応援してくれているみなさんのおかげなんだ。ファンのサポートがなければレースを戦うことはできないからね。アリガトウゴザイマシタ!」

 2018年のホンダサンクスデーでは、ホンダN-ONEやホンダ・カブを使ったエキシビションレースや、スーパーフォーミュラのSF14ラストラン、2018年限りで現役を退くダニ・ペドロサの引退セレモニーなども行われる。

スーパーGTチャンピオンとしてサンクスデーに初参加したジェンソン・バトン
スーパーGTチャンピオンとしてサンクスデーに初参加したジェンソン・バトン
ホンダ・レーシング・サンクスデー2018にはホンダの八郷隆弘社長、ピエール・ガスリーも参加
ホンダ・レーシング・サンクスデー2018にはホンダの八郷隆弘社長、ピエール・ガスリーも参加
ホンダ・レーシング・サンクスデー2018に参加したドライバーやチーム監督
ホンダ・レーシング・サンクスデー2018に参加したドライバーやチーム監督


関連のニュース