スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.04.14 18:09
更新日: 2019.04.15 10:20

悪天候で前代未聞の大混乱。トップ争いのNSXがまさかの同士討ちで2台脱落し、ARTAが逆転勝利【スーパーGT500クラス決勝】


スーパーGT | 悪天候で前代未聞の大混乱。トップ争いのNSXがまさかの同士討ちで2台脱落し、ARTAが逆転勝利【スーパーGT500クラス決勝】

 いよいよ2019年シーズンの幕開けとなった岡山国際サーキットでのスーパーGT開幕戦は、大雨の悪天候で視界不良や路面に川が流れる状況でマルチクラッシュも発生。最終的に2度の赤旗中断経て31周時点で悪天候により、打ち切りのレースとなった。レース打ち切り時点ではGT500クラスはKEIHIN NSX-GTの塚越広大/ベルトラン・バゲット組が首位で終えるも、ペナルティ裁定により2番手だったARTA NSX-GTが今季初優勝を手にしている。

 全長わずか3.703kmのコースでレコードタイムを約1秒半も短縮する驚愕のポールタイムが生まれた土曜予選から一転、日曜の岡山サーキットは前日からの予報どおり早朝からの曇り空。ときおりパラパラと小雨も舞い、午前8時20分スタートのFIA-F4決勝もまだドライ路面ながらウエット宣言でのレースに。そして11時すぎからはついに横殴りの降雨となり、トラックは完全に濡れた状態となった。

 正午時点の雨雲レーダーでは14時30分の決勝前に雨は止み、その後はドライ方向になることも予測されたが、直前には予報が転じ雨が続くとの判断が多数を占め、さらにレースコントロールからはセーフティカー(SC)スタートの判断が下された。

 フロントロウを独占したニッサンGT-Rの2台、23号車MOTUL AUTECH GT-Rはロニー・クインタレッリ、12号車カルソニック IMPUL GT-Rは佐々木大樹がスタートドライバーを担当。以下、RAYBRIG、KEIHIN、ARTAと3台が連なるNSX-GT勢はチャンピオン山本尚貴に塚越広大、伊沢拓也の日本人トリオを送り込み、一方のレクサス最上位7番手のKeePer TOM’S LC500、8番手CRAFTSPORT MOTUL GT-Rはそれぞれニック・キャシディ、フレデリック・マコウィッキィの海外ドライバーが担当。この上位勢がコンディション変化の大きそうな序盤の混乱をどう切り抜けていくかが焦点となった。

 SCアウトとなったのは3周終了時点。2019年最初のポジション争い、4周目の1コーナーに向け主導権を握ったのはポールシッターの23号車、その背後ではわずかに膨らんだ2番手カルソニックに3番手のRAYBRIGが襲いかかり、バックストレートでロックオン。ヘアピンへのブレーキングでインを差し早々に2番手へと躍り出る。しかし同じ頃、1コーナーを通過したGT300の隊列でアクシデントが発生し再びのSC導入となり、レースは再びの仕切り直しに。

 リスタートが切られた11周目には先ほどの再現を狙ったRAYBRIG山本がMOTUL GT-Rクインタレッリに仕掛け、1コーナーアウトからきれいに並びかかりパッシング。さらにバックストレートでは3番手KEIHIN NSX-GTも続き、ヘアピンで簡単に前に出る。ミッドシップのNSXはタイヤの温まりが速いか、ウエットでライバルを圧倒する速さを見せ、早くもワンツー体制を形成。

 3番手にドロップダウンした23号車はミシュランタイヤのウォームアップ特性がライバル勢と異なるか、最終コーナー手前のスロットルオンで大きくテールスライド。すると続く12周目には4番手のカルソニックがペースダウンし、5番手のARTA NSX-GTに先行を許す苦しい展開となってしまう。

 なんとかこらえながらタイヤ発動を早めたい23号車だったが、13周目には2コーナー先のモスSでGT300のGT-Rが複数台絡むマルチクラッシュが発生。スポンジバリアも吹き飛びマシンが大破する状況により、ここでレースコントロールにより赤旗中断の判断が下される。

■まさかのホンダNSX2台のトップ争い同士討ち。3メーカーとも後味の悪い開幕戦に


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