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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.04.15 11:54
更新日: 2019.04.15 13:23

GT500決勝《あと読み》ホンダ佐伯GTリーダー、ARTAの勝利を称えるもNSX同士討ちに沈痛。「こういうレースはもうしたくない」

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スーパーGT | GT500決勝《あと読み》ホンダ佐伯GTリーダー、ARTAの勝利を称えるもNSX同士討ちに沈痛。「こういうレースはもうしたくない」

 スーパーGT第1戦岡山の決勝レース、大雨の悪天候のコンディションでさまざまなアクシデントが発生してしまったが、その中でもホンダ陣営にとって一番のインパクトとなってしまった、トップ争いでのRAYBRIG NSX-GTとKEIHIN NSX-GTの同士討ち。ARTA NSX-GTが優勝したものの、ホンダの佐伯昌浩GTプロジェクトリーダーにとっては心の痛む開幕戦となってしまった。

 予選ではニッサンGT-Rがフロントロウを奪い、3-4-5番手をホンダNSXが獲得。「満足しています」と佐伯リーダーも納得の予選結果だったが、雨天の決勝レースではまさかの展開となってしまった。

 ミッドシップという特性上、FRのライバル2車に比べてリヤタイヤの温まりが早いからか、セーフティカー明けのレーススタートからNSX陣営のペースはライバルを圧倒していた。

 実質のオープニングラップで3番手のRAYBRIG山本尚貴が2番手のカルソニックIMPUL GT-Rをパスすると、11周目の2度目のセーフティカー明けにもトップのMOTUL AUTECH GT-Rを1コーナーのアウト側から並び掛かりオーバーテイク。4番手グリッドのKEIHIN塚越広大も2台のGT-Rをパスし、その後に5番グリッドのARTA伊沢拓也もオーバーテイクを決めて、3度目のセーフティカー明けのスタート後の20周目にはRAYBRIG、KEIHIN、ARTAでホンダNSXがトップ3を独占する展開となった。佐伯リーダーが振り返る。

「タイヤの温まりが良かったのか、それぞれセーフティカー明けに前のクルマをパスすることができて1-2-3を形成できたのは、ウエットタイヤ選択も良かったのかなと思います。この状況のレースなのでクルマのバランスは悪くなかったとは思いますが、タイヤの選択も含めて非常にいいパッケージになって、うまくまとめきれたのかなと思います」と佐伯リーダー。

 だが、1-2-3体制を築いた4周後、ホンダ陣営にとって目を背けたくなるようなアクシデントが起きる。

 24周目の1コーナーのブレーキングで2番手KEIHINが追突する形でトップのRAYBRIGに接触し、RAYBRIGはスピンを喫して1コーナーアウト側のグラベルへ。KEIHINはそのままトップに立ったものの、RAYBRIGはグラベルでスタックして実質、このレースを終えてしまった。その後、赤旗提示でレースは打ち切りとなり、KEIHINはドライブスルーペナルティ相当の34秒ペナルティを受けて14位に。24周目の時点で3番手だったARTAが優勝する形となった。

■ホンダスーパーGTプロジェクトリーダー佐伯氏「非常にまずいレースをしてしまった」


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