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投稿日: 2019.06.08 09:49
更新日: 2019.06.20 21:19

Evoモデル投入での持ち味が進化したホンダNSX GT3。道上龍「昔のNSXとは逆の発想」/GT300マシンフォーカス


スーパーGT | Evoモデル投入での持ち味が進化したホンダNSX GT3。道上龍「昔のNSXとは逆の発想」/GT300マシンフォーカス

 14車種29チームがしのぎを削る2019年のスーパーGT300クラス。そのなかから1台をピックアップし、マシンのキャラクターや魅力をドライバー、関係者に聞いていく連載企画。2019年シーズン第1回目は、2018年にシリーズデビューを果たし、この2019年から“Evoモデル”となったホンダNSX GT3をピックアップ。初年度から同マシンを使うModulo Drago CORSEの道上龍に、Evoモデルの特徴を聞いた。

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 2代目のホンダNSXをベースとするNSX GT3は2018年からグローバルなレース活動を展開。スーパーGTにも同年から参戦している。

 市販モデルはハイブリッド+4WDのパワートレインを積んでいるが、GT3ではハイブリッドシステムを非搭載にすると同時に、駆動方式を2WDに変更。心臓部となるエンジンは市販車同様の3.5リッターV6ツインターボで、ミッドシップレイアウトが採用されている。

 過去、国内外のレースシーンでNSXが築いてきた栄光をご存知であれば“NSX=コーナリングマシン”というイメージが先行しがちだが、このNSX GT3はそうではない。3.5リッターV6ツインターボエンジンから発せられる強大なパワーを活かし、ストレートの速さなど“縦を意識した”走りが求められるマシンだ。

Evoモデルとなり、フロントスプリッターも改良された
Evoモデルとなり、フロントスプリッターも改良された
Evoモデルの改良ポイントであるリヤディフューザー
Evoモデルの改良ポイントであるリヤディフューザー

 そんなNSX GT3に改良バージョンの“Evoモデル”が登場し、この2019年シーズンから実戦デビューを果たしている。Evoモデル最大の特徴はフロントスプリッター、リヤディフューザー、リヤバンパーが新設計となったこと。

 この新空力パーツ導入でドラッグの低減、空力バランスの最適化、ブレーキスタビリティの向上が図られている。そのほか、ボッシュ製のABSや新型ターボチャージャーも導入された。

 2018年末のセパンテストに、このEvoパーツを持ち込んだ道上は「基本的に去年のバランスからすると、どうしてもリヤのグリップレベルがあまり高くはないんです。良いときは良いんですけどね」と従来モデルのウイークポイントを明かす。

「(エンジンなど)重さ(のあるもの)が後ろにあるので、タイヤが摩耗してくると、どうしてもリヤが流れてしまうこともあります。重量配分的にリヤの安定感がなくなって、ターンインやブレーキングの場面でバランスが取れない、悪いということが去年はありました。それがEvoモデルになって、いくぶん改善されたかなというところですね」

「去年からずっと後ろのグリップ感には違和感を抱いていて、なんとかそこを改善したいと思っていました。そしてEvoモデルがそういう方向(リヤのスタビリティ改善)で開発されたものだったことから、(オフシーズンに)セパンでテストをしたんです。クルマとしてはリヤのグリップ感は上がっているというのが第一印象でしたね」

富士スピードウェイを走るModulo KENWOOD NSX GT3
富士スピードウェイを走るModulo KENWOOD NSX GT3

「富士(スピードウェイ)も場所によっては後ろの安定感が増している印象です。去年、もう少しスタビリティがほしいと思っていたセクター3などで(安定感が)増えていた感触です。その変化を感じにくい場所もありますけどね」


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