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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.08.02 14:50
更新日: 2019.08.05 10:20

整備士を夢みる学生のため、日産自動車大学校とリアライズが奨学金制度を設立

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スーパーGT | 整備士を夢みる学生のため、日産自動車大学校とリアライズが奨学金制度を設立

 日産自動車とリアライズコーポレーション、および日産自動車大学校を運営する学校法人日産学園は、2020年度の大学校入学者向けに特別給付奨学金制度を設立すると発表した。

 日産自動車大学校は、栃木、横浜、愛知、京都、愛媛の国内5校を有する、自動車整備士の育成を目的とした自動車整備専門学校だ。

 同校は、“真のクルマ好き人財、組織に通用する人財の育成を、モータースポーツを通じて実現していく”という目的のもと、2012年より近藤真彦監督率いるKONDO RACINGとともにスーパー耐久シリーズに参戦を開始した。

 2019年度からは戦いの場をスーパーGTのGT300クラスに移し、ニッサンGT-RニスモGT3を走らせる同チームと国内最高峰レースに挑んでいる。このチームには日産自動車大学校の学生も、実際にメカニックやスタッフとして参加している。

リアライズ 日産自動車大学校 GT-R/2019スーパーGT第2戦富士
リアライズ 日産自動車大学校 GT-R/2019スーパーGT第2戦富士

 そんなチームをサポートしているのがリアライズだ。同社は物流の要とも言えるトラックやトレーラーのリース業を手掛けている企業で、2019年シーズンよりGT500、GT300両クラスに参戦しているKONDO RACINGをサポートしている。また、学生だけではなく、全国のニッサンディーラーに務めるテクニカルスタッフもメカニックとしてレースに参加する“日産メカニックチャレンジ”のメインプロジェクトパートナーでもある。

『リアライズ奨学金』と名付けられたこの奨学金制度は、そんなリアライズとニッサンが、自動車整備士が全国的に不足している問題に対処するために共同で設立したものだ。

 今回アナウンスされた特別給付奨学金制度は、“将来、自動車整備の分野での活躍を夢みながらも、経済的理由で就学や進学が困難な日産自動車大学校への入学希望者”に対して設定されたもの。

 奨学金は2年間で100万円という金額を、返還義務を課さずに給付するもので、募集人数は日産自動車大学校の全国5校で20名。対象者には1年目に50万円、2年目に50万円が給付される。

 この奨学金に対して日産学園の伊藤由紀夫理事長は「自動車整備士を目指す若者への大きな後押しとなる」とコメント。

 パートナーとなる、リアライズ代表取締役社長の今福洋介氏は「将来自動車業界で働きたい、整備士になりたいと考える若者たちの夢実現のお手伝いができればうれしく思います」と語っている。

 奨学金制度についての詳細は日産自動車大学校(https://www.nissan-gakuen.ac.jp/)まで。

 リアライズ奨学金の概要は以下のとおりだ。 

【リアライズ奨学金の概要】

・対象者:2020年4月入学者で、2019年12月までに応募した方
・募集人数:5校で20名
・給付期間:年制・学科を問わず、入学後の2年間で終了
・給付額:1年目50万円、2年目50万円
 ※前期学納金請求時に授業料から50万円減免。2年目の給付については学内審査があります。


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