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投稿日: 2019.08.04 20:56
更新日: 2019.08.04 22:42

セーフティカー導入の一瞬のチャンスで絶妙ピットイン。ランキングトップのWAKO’Sが驚異の2連勝【スーパーGT第5戦富士決勝】


スーパーGT | セーフティカー導入の一瞬のチャンスで絶妙ピットイン。ランキングトップのWAKO’Sが驚異の2連勝【スーパーGT第5戦富士決勝】

 新たな真夏の長距離戦として2度目の開催を迎えた2019年スーパーGT第5戦富士500マイルは、セーフティカー導入タイミングも味方につけたWAKO’S 4CR LC500の大嶋和也/山下健太組が、前回の第4戦タイに続く連勝の結果となった。ポイントリーダーだったふたりは長距離ラウンドのボーナスポイントも加算し、GT500のポイントランキングのリードを大きく拡大する結果となった。

 第5戦富士のレースウイークは全国的な猛暑が続き、土曜予選日も北海道から沖縄まで全国的な快晴に。観測地の800カ所以上で気温30度以上の真夏日、160カ所で35度越えの猛暑日となり、静岡県内で全国最高気温を記録。その酷暑は日曜決勝日も続き、熱中症への厳重警戒と対策を呼びかける状況のなか、富士スピードウェイには3万8千人のファンが詰めかけ、サーキットにはさらなる熱気が加わった。

 このラウンドからシーズン2基目の新エンジンを搭載したレクサス、ホンダ陣営に対し、アップデートを遅らせる決断を下したニッサン陣営は、23号車MOTUL AUTECH GT-R、3号車CRAFTSPORT MOTUL GT-Rとミシュランタイヤを履く2台がフロントロウを独占。

 とくに49kgのウエイトハンデ(WH)を搭載しながら、今季3度目のポールポジションにつけた23号車は「まずはシーズン初優勝が欲しい(ロニー・クインタレッリ)」、「ここはポイントが大きいので選手権を戦う上でもぜひ獲りたい(松田次生)」と、両ドライバーとも500マイル、約800km先のトップチェッカーを見据えて意気込む。

 対して、2列目に並ぶ19号車WedsSport ADVAN LC500以下3台のレクサス勢は、燃料リストリクター1ランクダウンながらセカンドロウ4番手獲得の38号車ZENT CERUMO LC500、前戦の同士討ちから雪辱を期す36号車au TOM’S LC500がGT-Rにどこまで喰らい付くか。そして7番手Modulo Epson NSX-GTが前方を追いかけ、予選フロントロウの可能性をトラブルからのクラッシュで失った8番手KEIHIN NSX-GTは、ピットスタートからどこまで巻き返せるかがファーストスティントの焦点となった。

 決勝を前にしたウォームアップ走行で赤旗中断が発生したため、スタート手順のスケジュールがすべて10分ディレイとなった177周レースは、13時40分にパレードラップへ。気温31度、路面温度も58度まで上昇した正午のウォームアップ時点からさらに路面温度が上昇し、60度を超えてくるコンディションに。

 そのオープニングから勢いを見せたのは64号車Modulo Epson NSX-GTの牧野任祐で、早々に6番手のリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rを仕留めると、一時ポジションを入れ替えていた19号車WedsSport 、38号車ZENTの2台を4周目に入るホームストレートから1コーナーでまとめてオーバーテイクし、一気に3番手まで浮上してみせる。

 GT300の隊列と最初の遭遇となった5周目以降、中団ではトップ10圏内を伺っていた12号車のカルソニック IMPUL GT-Rが、ダンロップコーナーでGT300マシンのプッシングを受けスピン。14番手までポジションを下げる苦しい展開となってしまう。

 さらに前方では10周を目前にヨコハマタイヤを履く19号車WedsSportの坪井翔が意地を見せ、富士最速男・立川祐路、64号車牧野を抜き返して予選ポジションを奪還。2台のGT-Rを追う態勢に入っていく。

 しかし先頭のミシュランタイヤ勢2台は安定して1分32秒台のラップを刻み、4番手以下を引き離しにかかると、19周目に16号車MOTUL MUGEN NSX-GTがGT500クラス最初のピットへ。4回義務付けとなる初回のドライバー交代を終えて、中嶋大祐がコース復帰する。

 その同じラップで1号車RAYBRIG NSX-GTをパスしたWAKO’Sの山下健太は、続く23周目にも24号車リアライズのヤン・マーデンボローを仕留め、2ランクダウンのマシンでジリジリと上位へと進出してくる。


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TOYO TIRES
水口みか(みずぐちみか)

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