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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.11.14 16:33
更新日: 2019.11.27 17:37

ドライバーから転向してわかること。片山右京に聞く監督の役割【サーキットのお仕事紹介】

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スーパーGT | ドライバーから転向してわかること。片山右京に聞く監督の役割【サーキットのお仕事紹介】

 ドライバーやメカニック、チーム関係者をはじめ、さまざまな職種の人たちが携わっているモータースポーツの世界。ドライバーなどスポットライトが当たりやすい役割以外にも、モータースポーツにはさまざまな役目を果たしている人たちが大勢いる。この連載ではレース界の仕事にスポットを当て、その業務内容や、やりがいを紹介していこう。

 第6回目はチームの大黒柱と呼べる監督にフォーカス。スーパーGT GT300クラスに参戦するGOODSMILE RACING & TeamUKYOを率いる元F1ドライバーの片山右京監督に、チーム監督の役目などを聞いた。

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 片山監督がグッドスマイル・レーシングに加入したのは2011年。その際はスポーティングディレクターを務めた。そして、2014年から現職のチーム監督に就任、以降ドライバーズタイトル2回、チームタイトル1回獲得という成績を残している。

 そもそもレーシングチームにおける監督の役割について、片山監督は「自分の経験を活かして、マネージャー的な部分をやっていくのが監督の仕事だと思っています」という。

「テストやタイヤ、BoPなどの情報を全部もらって、それらの物事を一緒に考えていきます。あとは、何か起こった時に調整に入ったり、説明にいったり、謝罪にいったりと、組織として意見を言う立場にありますね」

「僕たちのチームは中規模チームだから、監督というよりゼネラルマネージャー的な役目が近いですね。グッドスマイル・レーシングではグッドスマイル・カンパニーがチームを運営しています。会社にはレーシング部門が別にあり、そこにゼネラルマネージャーもいますが、レースとの間をつなぐ作業をするのが監督です」

GOODSMILE RACING & TeamUKYOを率いる元F1ドライバーの片山右京監督
GOODSMILE RACING & TeamUKYOを率いる元F1ドライバーの片山右京監督

 レースウイーク中はどのような作業をしているのか聞くと「あまり監督することはないですね(笑)」と一言。その理由を明かす。

「ウチのチームは、エンジニアがしっかりしているし、ドライバーがふたりとも経験豊富でとにかく速い。全体がしっかりしているので、やることがないんですね。ここに若いドライバーがいたら、監督はそこにエネルギーや時間を割かなければいけなかったりします」

「チームができ上がってるからこそ、することがないんです。なによりチームの雰囲気がいいから。逆に言うと、監督としてやることがあるときはチームがよくないということです」

■立場が変わって見えてきたもの


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