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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.11.23 21:10
更新日: 2019.11.23 21:27

特別交流戦:明暗分かれたアウディ勢。予選16番手からトレルイエ6位、王者ラスト、デュバルは“らしからぬ”ミス

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スーパーGT | 特別交流戦:明暗分かれたアウディ勢。予選16番手からトレルイエ6位、王者ラスト、デュバルは“らしからぬ”ミス

 11月23日(土)にレース1の予選・決勝が行われた『AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT X DTM 特別交流戦』。22日(金)の公式練習から好調ぶりを発揮していたDTM側のアウディRS5 DTM陣営は、予選でロイック・デュバル(BMC Airfilter Audi RS5 DTM)が2番手を確保したものの、レース開始前のレコノサンスラップでクラッシュ。予選16番手と苦戦したブノワ・トレルイエ(Audi Sport Japan RS5 DTM)は決勝でDTM勢最上位となる6位でチェッカーを受けた。

■トレルイエ“復活”。3年ぶりの日本戦、初のDTMマシンで6位入賞

 2006年のフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)チャンピオンで、GT500でもチャンピオン獲得経験のあるトレルイエは、2011年までスーパーGTに参戦。その後はアウディのワークスドライバーとしてWEC世界耐久選手権などを戦ってきたが2016年以降はイタリアGTチャンピオンシップなどへの参戦が主で、日本でレースを戦うことはなかった。

 また、トレルイエはルーキーテストなどに参加した経験はあるものの、DTMでの実戦でアウディRS5 DTMをドライブするのは、この特別交流戦が初めて。予選は16番手と後方に沈み、決勝レース序盤はライバルとの接触などもあり、一度は大きくポジションを落としてしまう。

「エキサイトしすぎないように心掛けていたけれど、それでもレース序盤にプッシュしすぎたようでリヤタイヤが厳しくなり始めてしまったんだ。できるだけ長くタイヤをもたせるつもりだったんだけどね」

 こう明かしたトレルイエは、結果的にはコース上でもっとも遅い20周目にピットイン。ピット作業にミスがあったというが、「とにかく第2スティントでは序盤に激しく攻めすぎないよう気をつけた」とレース終盤での巻き返しを狙っていた。

ブノワ・トレルイエ(Audi Sport Japan RS5 DTM)
ブノワ・トレルイエ(Audi Sport Japan RS5 DTM)

 そして、そのトレルイエに味方するかのようにレース残り8分というタイミングでセーフティカーが導入された。

「これは『全力でいけ!』というサインだと思ったね」とトレルイエ。

「(セーフティカー退出直後の)ダンロップコーナーへは集団で飛び込むことになり、なにかが起きてもおかしくないと思って、イン側をキープするようにしていたんだ」

「僕自身はベストなタイミングでブレーキを踏んだと思ったけれど、前を走っているロッキー(マイク・ロッケンフェラー)は予想よりも早くブレーキを踏んできた。そのとき、僕はもうコーナーにアプローチし始めていて、ハードブレーキングしたけれどタイヤをロックさせてしまい、接触を避けられなかった」

「ロッキーをスピンさせることにはならないだろうと思っていたんだけどね……。彼には申し訳なかったが、レーシングアクシデントとの裁定も受けたし、レースではよくあることだ」

「そのあと最終的に、DTM勢のなかで最上位フィニッシュすることができた。レースを満喫できた1日だった。アウディRS5 DTMでの初レースを堪能したよ。特にセーフティカー明けは信じられないくらいの速さを発揮できた」

「3年ぶりとなる日本でのレースで、こんなリザルトを手にできるなんて思いもしなかったよ!」

 トレルイエに追突される形となったロッケンフェラーは、それでもDTM勢3位となる13位でチェッカーを受けている。

レース終盤、“肉弾戦”も繰り広げたトレルイエのマシンは左フロントにダメージを負いながらのチェッカーとなった
レース終盤、“肉弾戦”も繰り広げたトレルイエのマシンは左フロントにダメージを負いながらのチェッカーとなった


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