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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.11.24 20:07

日本初優勝のカーティケヤン「夢が叶ったような気分」/特別交流戦 レース2トップ3会見

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スーパーGT | 日本初優勝のカーティケヤン「夢が叶ったような気分」/特別交流戦 レース2トップ3会見

 富士スピードウェイで行われたスーパーGTとDTMドイツ・ツーリングカー選手権による交流戦『AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT×DTM 特別交流戦』。11月24日に行われたレース2を終え、優勝したナレイン・カーティケヤン(Modulo Epson NSX-GT)とレース終盤にバトルを繰り広げ、繰り上がり2位となったマルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)、2位でチェッカーを受けながら1秒タイムペナルティで3位に後退したロイック・デュバル(BMC Airfilter Audi RS5 DTM)が、レース2、そして特別交流戦をふり返った。

●ナレイン・カーティケヤン(Modulo Epson NSX-GT/特別交流戦レース2 決勝1位)

「僕たちのマシンは木曜日の走り出しからハンコックタイヤとの相性がよくて、いい週末になるだろうと思っていた。実際に優勝できて最高だし、夢が叶ったような気分だ」

「個人的にDTMとのジョイントレースを戦うことができて楽しかったし、シリーズに参戦しているドライバー、そして両チャンピオンシップにとっても多くの人の目に触れる機会になったと思うよ」

「日本でレースを戦うようになってから、かなり時間が経つけど、日本のレースは本当にハイレベルだ。スーパーフォーミュラで表彰台に上がったことがあるけれど、ようやく頂点に立つことができた。今日は僕個人だけではなく、チームにとっても思い出に残る1日になったんじゃないかな」

ナレイン・カーティケヤン(Modulo Epson NSX-GT)
ナレイン・カーティケヤン(Modulo Epson NSX-GT)

●マルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM/特別交流戦レース2 決勝2位)

マルコ・ウィットマン
マルコ・ウィットマン

「この週末は僕たちBMW陣営にとっては特に厳しいものだった。特に金曜日と土曜日は本当に苦戦を強いられた」

「今日の決勝は7番手からのスタートだったけれど、レースペースもよくて、インディリスタートのたびに着実にポジションを上げることができた。レース自体も楽しむことができたし、観客も楽しんでくれたんじゃないかな」

「特に最後のロイック(デュバル)との戦いは楽しめた。DTMでも、あんなバトルはなかなかないよ。ロイックのほうがタイヤがフレッシュなことはわかっていたから、2位の座を守ろうと必死だった。もちろん彼もポジションを上げようと全力で攻めてきた」

「特に終盤の3コーナーはいいバトルができたと思う。残念ながら(ロイックに)ペナルティが出るという結末を迎えたけれど、手に汗握るショーをお見せできたよね」

「今日が誕生日だから特別な力を発揮できたわけじゃないけど、誕生日は毎年特別なものだ。レースウイークに誕生日が重なることもあまりないから、その面でもスペシャルな1日だった。BMWのチームメンバーにサプライズでお祝いしてもらえたこともうれしかったね」

「今日はこのあと東京に移動して盛大に盛り上がるつもりさ(笑)」

マルコ・ウィットマンのBMW M4 DTM
マルコ・ウィットマンのBMW M4 DTM
11月24日が誕生日のマルコ・ウィットマン。ピットウォーク中にはBMWファミリーからサプライズケーキも
11月24日が誕生日のマルコ・ウィットマン。ピットウォーク中にはBMWファミリーからサプライズケーキも

●ロイック・デュバル(BMC Airfilter Audi RS5 DTM/特別交流戦レース2 決勝3位)

ロイック・デュバル
ロイック・デュバル

「(決勝レースを走れなかった)昨日と比べれば確実にいい1日だったよ(笑)。この週末を通して、つねにいいパフォーマンスを発揮できていた。今朝も難しいコンディションのなかで、予選をうまく戦うことができた」

「ナカジマ(中嶋大祐/MOTUL MUGEN NSX-GT)がペナルティを受けたことで、ポールポジションからスタートするチャンスにも恵まれた。これはラッキーだった」

「昨日のレースを見れば分かるように、スーパーGTマシンはレースペースで僕たちを上回っていたから、彼らへ戦いを挑む術はなかった。レース序盤はあまり無理をしても仕方がないなと思っていたよ」

「そのあとタイヤバーストが起きてしまった。多くのタイムを失ってしまったよ。だけど、そのあとにセーフティカーが出たことでダメージを最小限に留めることができた」

「最後のインディリスタートには13番手で臨んだけれど、そこから8周くらいの間に大きくポジションを上げることができた。ファイナルラップでは僕がフレッシュなタイヤを履いていることはわかっていたし、みんな2位や3位ではなくて1位を目指して戦っているから、勝利を掴むために全力でアタックした」

「優勝に手が届くよう文字どおり全力を尽くした。最高のレース、最高のファイナルラップだったと思うけれど、こういったエキシビションレースでペナルティを受けて2位の座を失ってしまったことは残念だ。でも、マルコ(ウィットマン)が言うように互いに全力を尽くした結果なんだ」

「今回の“ドリームレース”の目標は達成できたと感じている。日本でのレースを楽しむことができたし、サーキットやテレビで観戦していた人もレースを満喫してくれただろう」

「今の段階でタイヤトラブルの原因が何なのか、分かっていないんだ。僕たちが攻めすぎたのか、クルマのセットアップ、ダウンフォースが影響しているのか、それともタイヤの内圧のせいなのか、まったくわからない」

「昨日も似たようなトラブルが出ていたから、対処したつもりだった。だけど、もう一度同じトラブルが出てしまったから、しっかり調べ直す必要がある」

「今シーズンはアッセンでも同じようなタイヤトラブルがあったけど、あのときはアウディだけじゃなくBMWにもトラブルが起きていたよね。そういう意味で原因は何なのか、100%特定できているわけではない」

ロイック・デュバルのBMC Airfilter Audi RS5 DTM
ロイック・デュバルのBMC Airfilter Audi RS5 DTM


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