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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.12.26 12:01
更新日: 2019.12.26 15:32

2020年国内ストーブリーグ:セルモ/インギングの台数拡充で気になる脇阪寿一監督のゆくえ

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スーパーGT | 2020年国内ストーブリーグ:セルモ/インギングの台数拡充で気になる脇阪寿一監督のゆくえ

 12月13日(金)発売のauto sport No.1521でスーパーGTとスーパーフォーミュラのストーブリーグ情報をお届けしたが、新たな情報が入って来た。12月27日(金)発売のNo.1522では最新情報をまとめているが、ここでは前編/後編に分けてその全貌をお届けしよう。

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 アレックス・パロウのインディカーシリーズ参戦がついに発表された。autosport webでも報じられているようにチームはデイル・コイン・レーシングだが、2020年シーズンはチームゴウとの共同プロジェクトとなり、エントラント名は『デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チームゴウ』としての挑戦だという。

 2004年にル・マン24時間で総合優勝を果たしたチームゴウは、長い沈黙を破り2019年にスーパーGT GT300クラスへ復帰した。そこで荒聖治のチームメイトに抜擢されていたのがパロウで、最終戦もてぎでの衝撃的なポールポジション獲得はいまだ忘れられない。

 スーパーフォーミュラでの活躍も含め、パロウには世界と対等に戦える実力が備わっていることを郷和道氏はいち早く見抜いていたのだろう。だからこそパロウとともに北米最高峰のインディカーシリーズ、そして世界3大レースのひとつ、インディ500へ挑む決断を下したものと考えられる。

 ちなみに、最終戦もてぎの現場ではレクサス陣営とニッサン陣営の関係者が「次々とパロウ獲得に向けてチームゴウのピットを訪れていた」という目撃証言がある。

 そのスピードセンスには、郷氏に限らず日本人レース関係者の誰もが(ただしホンダを除く)目を奪われていたわけだが、それは海の向こうでも同様だった。それはミドオハイオのテストでパロウを走らせた、デイル・コインの“あるベテランエンジニア”の言葉に象徴されている。

「自分は30年間、ここでエンジニアをやってきた。これまでに数えきれないほどのドライバーを見てきたが、アレックスのような才能に出会ったのは正直に言って“ふたり目”だ。まさかこれほどの逸材が、日本にいたとは!」

 あらためて考えると、日本のファンは“30年間でふたり目の逸材”と称される才能を目撃していたことになる。逆に言えば、それほどのドライバーを手放してしまったホンダの決断が、かえすがえすも悔やまれる。

■気になる脇阪寿一監督のゆくえ


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