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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.12.27 17:45
更新日: 2019.12.27 17:46

2020年国内ストーブリーグ:“悩めるニッサン”、千代勝正がGT500復帰の噂。2021年見据えた布石か

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スーパーGT | 2020年国内ストーブリーグ:“悩めるニッサン”、千代勝正がGT500復帰の噂。2021年見据えた布石か

 12月13日(金)発売のauto sport No.1521でスーパーGTとスーパーフォーミュラのストーブリーグ情報をお届けしたが、新たな情報が入って来た。12月27日(金)発売のNo.1522では最新情報をまとめているが、ここでは前編/後編に分けてその全貌をお届けしよう。

 最新国内ストーブリーグ情報【後編】では、“悩めるニッサン”とスーパーフォーミュラの動きをお届けする。誌面では全メーカーのドライバーラインアップをまとめ、それぞれのドライバーに記号をつけた表を掲載している。

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 いまだ謎に包まれたままなのがスーパーGT GT500クラスのニッサン陣営。確定と言われているのは23号車のロニー・クインタレッリのみで、それ以外の7つのシートに関してはさまざまな情報が飛び交っている。しかし、国外からの情報で徐々にその謎は解けつつある。

 ニッサン陣営はNISMO FESTIVAL(ニスモフェスティバル)の翌日にテストを実施し、そこで多くのドライバーを走らせたと言われている。そこには2019年のスーパーフォーミュラで活躍したルーカス・アウアーも参加したようだが、そのわずか9日後にDTMドイツ・ツーリングカー選手権のBMW陣営への加入を発表した。

 一方で、2019年までアウディからDTMを戦っていたロイック・デュバルは、このテストで一定の評価を得た模様だ。

 クリスマス直前のマレーシアには、2台のマシンが持ち込まれたようで、そのセパンテストには松田次生とロニー・クインタレッリ、さらに平手晃平と千代勝正が参加していたと言われている。

 こうした状況から考えると23号車はこれまでと同様に次生/クインタレッリ組で、3号車はミシュランタイヤ経験のある平手/千代組という新コンビで挑んでくる可能性が出てきた。

 また、24号車は高星明誠/ヤン・マーデンボロー組を維持する一方、12号車には佐々木大樹を継続し、その相方にロイック・デュバルを起用することもあり得る。“千代のGT500復帰”と“デュバルのニッサン陣営入り”がトピックスというわけだ。

 ニッサン陣営のこのラインアップにはどのような思惑があるのか? ひとつは車両が新規格に変わるタイミングだからこそ、ドライバー変更を最小限にとどめてハード面の熟成を推し進めようという狙いが透けて見える。

 もうひとつは、2021年の23号車で走らせる日本人を見据えていること。ミシュランタイヤを履く3号車で平手と千代を走らせれば、年間を通じてふたりの能力を比較できる。これは2021年に向けた布石と考えられる。

■松下の国内復帰


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