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投稿日: 2020.01.13 21:47
更新日: 2020.06.29 18:45

【ブログ】カウルを被ったF1のダンパー。“秘密の花園”にも潜入/東京オートサロン2020現地ネタ(2)

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Blog | 【ブログ】カウルを被ったF1のダンパー。“秘密の花園”にも潜入/東京オートサロン2020現地ネタ(2)

 レース界のマニアック“ヘンタイ”カメラマンこと、鈴木紳平カメラマンがお届けする東京オートサロン2020現地ブログ。第2回目も前回に引き続き、幕張メッセの会場内に展示された多数のクルマ、パーツの中から氏が気になったものを紹介していきます。また、普段は非公開のとある部屋にも潜入しているのでお見逃しなく。

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日本全国、津々浦々のクルマ、バイク好きの皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本ブログでは引き続き、私なりの目線で『東京オートサロン2020』を斜めに掘り下げ、その中からスーパーGT空力パーツからイタリア製の断熱材、LMP1のサスペンション、そしてバイク用クラッチにリゾート開発、果てはギャルパラ撮影部屋紹介とてんこ盛りでお伝えしたいと思っております。

それでは、東京オートサロン2020ブログ『Lap 2』いってみましょう。


TOYOTA GAZOO Racingへやって参りました。GRヤリスばかりが注目されていますが2020年のスーパーGT GT500クラスに投入される新型車両『GRスープラ』も展示されています。

開発途中とはいえ新型車両が堂々と展示される、いい時代になりました。ただ若干見飽きた感は否めません。そろそろ形が変わって欲しいです。


外観に変化が見られない為、下でも覗きましょう。共通部品の“ボーテックスジェネレーター(小型の垂直フィン)”が見えます。


同じくTGRブースでは、歴代トヨタ・スープラ(A70・A80)の復刻パーツが展示されていました。

当時のパーツを現代において再生産する為には関係者の並々ならぬ御苦労があったようです。展示はされていましたが発売予定は未定。一般ユーザーの皆さまからの要望を集め今後の展開に繋げたいということでした。

私自身、旧車のレストアに携わる身としては羨ましい限りのこの企画。今後は是非、燃料タンクやアームやブッシュ、ハブ、モーター類など自動車メーカーでしか作れないようなパーツを展開して頂きたいと思います。


こちらはエンケイブースに展示されているスーパーGT GT300クラスのHOPPY 86 MC。
つちやエンジニアリングの集大成ともいえる車両です。


リヤタイヤの前の空力処理がいかにも、つちやエンヂニアリング感を醸し出します。これを見た時思わず泣きそうになりました。この車両の歴代アップデートに関してはauto sport本誌で細かく紹介予定です。お楽しみに。


一方こちらは毎年私が楽しみにしている、芝ライニング商会のブース。こちらではGT500、DTMのラジエーター、インタークーラーの指定パーツになっているオーストラリア『PWR』の市販車用部品を見ることができます。

性能は申し分ないと思いますがお値段がちょっとお高い。今後に期待です。


奥にはレース、チューニング界御用達のイタリア製の高性能断熱材“テクノフィブラ”が。スーパーGTではターボ周り、ボンネット裏などで見ることができます。

写真では見えませんが銀色のシートの裏の黒い素材が優れものらしく、800度の熱源からこの素材を40センチほど離すと裏面が40-50度になるとのこと。お値段も手頃でシート状や配管用のものあるようですのでご家庭にひとついかがでしょうか。


このブースはアパレルも豊富です。イタリアのブレーキパッドメーカー『FERODO』、エアフィルターの『itg』、ブレーキメーカーの『alcon』などのジャケットや帽子などが販売されています。サーキットで、街中で、ちょっと目立ちたい貴方、いかがでしょうか。


こちらはオーリンズブース。展示の一角にはレーシング専用のコーナーが。左からスーパーフォーミュラのSF19、F1、トヨタF1 TF109、アウディLMP1用です。


その中でもLMP1用のフロンダンパーに注目です。話を伺うとおそらくアウディのLMP1最終型、デザイナー、ヨルグザンダーの意欲作『アウディR18』用のようです。

尖った空力マシンでフロントノーズも細く、フロントにスプリングはなくトーションバーで制御。まさにカウルがついたF1でした。

入力側を見てみましょう。左下のダイヤルで減衰を調整します。幅は20段。


伸び側です。こちらも調整幅は20段。頻繁に触った跡から当時の皆さまの苦労が垣間見える気がします。

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