スーパーGT参戦18年目を迎えるベテラン星野一樹。2019年シーズンは第4戦タイで3年ぶりのGT300クラス優勝を飾り、2020年もGAINERからGT300クラスに参戦する。
4月20日時点で、2020年シーズンの開幕は7月11~12日とされているなか、今シーズンの目標や、引き続きチームメイトとなる石川京侍へ期待する思いを聞いた。
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■昨年の1勝を経て迎える2020年シーズンの目標
星野は2018年にGAINERに移籍し、吉田広樹とコンビを組んで参戦した2018年シーズンは第6戦SUGOで2位表彰台を獲得。ただ、8戦中4戦で得点できず、ドライバーズランキングは16位に終わる。「早く結果を出さなければ、という焦りもあって空回りしたシーズンでした」と移籍初年度を振り返った。ただ、この年の悔しさが新たなチームメイトである石川京侍を迎えて挑んだ2019年に繋がる。
新たなチームメイト石川京侍を迎えて挑んだ2019年シーズンの第4戦タイでは、星野が序盤から表彰台圏内をうかがうと、最終ラップの5コーナーで石川がトップを走行していたリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rをオーバーテイクする大仕事を成し遂げ、悲願の1勝を飾った。
「2年目の2019年シーズンは『絶対に勝つんだ』というつもりで挑んで、タイで優勝できました。しかし、タイ以外のレースでポイントの取りこぼしが多く、シリーズとしては下位に沈んでしまいましたね」
星野の言葉の通り8戦中5戦でノーポイントとシーズンを通しての安定感に欠け、ドライバーズランキング14位でシーズンを終えている。
2019年には勝利を挙げ、GAINER所属3年目の2020年に向けて「必ずチャンピオン争いに加わるという覚悟です」と星野は意気込む。
「2020年もシーズン1勝は最低限の目標としてあって、そのうえでポイントの取りこぼしを少なくする。毎戦もっともっと粘り強くポイントを獲って、シリーズの争いに最後まで関わる、ということを目標においています」