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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.06.06 12:40
更新日: 2020.06.06 12:39

【国内トップドライバーオフインタビュー高星明誠】海外ドラマ鑑賞のこだわりとクセをシミュレーターで修正。まずは2度目の表彰台へ

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スーパーGT | 【国内トップドライバーオフインタビュー高星明誠】海外ドラマ鑑賞のこだわりとクセをシミュレーターで修正。まずは2度目の表彰台へ

 新型コロナウイルス禍において、国内レースの開幕が遅れている。そんな中、国内のトップドライバーたちはどのように“おうち時間”を過ごしているのか。普段の生活の様子やトレーニング事情、そして来たる開幕戦に向けての意気込みについてリモート取材を行った。

 第5回は、ニッサン陣営で唯一ヨコハマタイヤの開発を担うリアライズコーポレーションADVAN GT-Rのステアリングを握る高星明誠だ。高星は今年、スーパーGT GT500フル参戦3年目を迎える。

※ ※ ※

Q:3月末に予定していたスーパーGT富士公式テストが中止になって以降、自粛生活が始まりました。
高星明誠(以下:高星):
そうですね。感染リスクを考慮してほとんど出掛けず、家でずっと過ごしていました。

Q:自宅での時間がかなり増え、何か趣味や新しく始めたことなどはありますか?
高星:
もともと趣味というものを持っていなくて……(苦笑)。特に新しく始めたこともなく、家にいるときは動画を見たり、携帯で本を買って読んだりしています。

Q:どんな動画コンテンツを見ていますか?
高星:
YouTubeとNetflixですね。YouTubeはこれといったお気に入りのチャンネルとかはないのですが、自分へのオススメ動画として表示されているものを見たり、あとはレース関係ですね。スーパーGTの公式チャンネルで放映している過去のレースも見ますし、F1やフォーミュラEのチャンネルも見ています。

Q:Netflixではどのような動画を見ていますか?
高星:
海外ドラマをよく見ています。僕の一番のお気に入りは『ブラックリスト』というものです。結構有名なのですが最新話はまだ見れていないというか、見ていません。たとえばニュルブルクリンクに行くときなどは飛行機の移動時間が12時間ぐらいかかりますよね。そういった長距離の移動時に見られるように最新話は残してあります(笑)。だから早く飛行機で移動できるようになってほしいですね。

■シミュレーターは癖の修正に効果あり

Q:自宅でのトレーニングはどのように行っていますか?
高星:
地元に僕のトレーナーをしてくれている人がいるので、その人が考えてくれたジム器具を使わずにできるメニューを基本に行っています。あとはニスモのトレーナーからもメールでメニューが送られてくるので、そのなかからいくつかピックアップしたものを取り入れています。体幹トレーニングをメインにしつつ、自宅にダンベルと腹筋台があるので、それらも使用しています。

Q:ランニングへ行くこともあると思います。
高星:
いや、あまり走らないですね。僕は走るのが苦手で……(苦笑)。ドライバーのなかでも分かれると思いますよ。ウエイトトレーニングが苦手だから走る人と、その逆の人もいると思います。

Q:5月24日(日)に『e-ニュルブルクリンクレース』に参戦していましたが、普段シミュレーターは取り入れていますか?
高星:
レース前には必ずシミュレーターショップへ行ってプレイするようにはしていますが、自宅には置いていないので普段プレイすることはありません。グランツーリスモSPORTはイベント等で何度かプレイしたことがありましたが、今回あらためてちゃんとした環境で経験させてもらいました。本物と違うところはあるけれど練習にはなると思います。映像の再現度もとても高いので、見やすいです。

Q:グランツーリスモSPORT以外のシミュレーターソフトはどれを使用していますか?
高星:
僕がよく使用するのは『rFactor』ですね。ただrFactorはマシンやコースを改良していく必要があります。一緒にプログラミングをできる人(エンジニア的な人)がいてくれれば、実車にかなり近くなっていくと思います。

Q:シミュレーターの効果はどういうところにあると思いますか?
高星:
僕はドライビングの感覚を養うというよりは自分のクセや傾向の修正、ウォーミングアップとして使用しています。癖は実車と同じようにシミュレーターでも出るので、そこで修正したことは実車でも活きてきます。ただシミュレーターが100%実車と同じかというとそうではないので、そこは割り切る必要があると思っています。

リアライズコーポレーション ADVAN GT-R
リアライズコーポレーション ADVAN GT-R

■開幕に向けてやや不安が残った岡山テスト


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