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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.06.21 20:31
更新日: 2020.06.22 14:37

『SGT × GTS Special Race』は白熱の戦いを佐々木大樹のカルソニックIMPUL GT-Rが制す

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スーパーGT | 『SGT × GTS Special Race』は白熱の戦いを佐々木大樹のカルソニックIMPUL GT-Rが制す

 6月21日、YoutubeのSUPER GT Official Channelで、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションと、グランツーリスモSPORTがともに開催したバーチャルレース『SGT × GTS Special Race』Rd.1が公開された。20名のドライバーが参戦したレースは、大混戦のなか佐々木大樹(カルソニックIMPUL GT-R)が優勝を飾った。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世界的にモータースポーツが開催延期や中止が強いられているなか、スーパーGTで実現することになったオンラインバーチャルレースが『SGT × GTS Special Race』。プレイステーション4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』を使って争われ、スーパーGTで活躍する現役ドライバーたち、そして本山哲、脇阪寿一というレジェンドドライバーたち合計20名がレースを戦った。

 すでにレースは収録というかたちで終了しているが、この日いよいよそのレースの様子が公開された。スーパーGT公式実況を務めるピエール北川アナウンサー、高橋二朗ピットレポーターが中継を担当。また服部尚貴レースディレクターが実際のレース同様に接触をジャッジしている(走路外走行は自動判定)。グランツーリスモSPORT内のGr.3カテゴリーが使用され、GT500とGT300のマシンが競り合うことになった。

 まずはGTアソシエイションの坂東正明代表の挨拶からはじまり、続いて各ドライバーたちがオンラインで参加し、8分間の予選がスタートする。多くのドライバーはレーシングスーツを着込み、バケットシートにハンドルコントローラーで挑むが、武藤英紀(MOTUL MUGEN NSX GT)は自宅のソファ、高木真一(ARTA NSX GT3)は浴室のバスタブをシートに使用している。

 まずは星野一樹(TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R)を先頭に各車がコースインしていくが、今回は20台が参戦していることもあり、現実のGT300の予選のようにトラフィック処理が重要なカギとなった。

 そんななか、早々に1分36秒台のタイムをマークしていったのは平川亮(KeePer TOM’S GR Supra)。チェッカー間際に1分36秒888までタイムを伸ばし、記念すべき初レースのポールポジションを獲得。次いで牧野任祐(RAYBRIG NSX-GT)が2番手につけ、今回WRX Gr.3にBRZのカラーリングを施した井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が3番手に。大津弘樹(Modulo NSX-GT)、GRスープラを使う中山友貴(TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT)というトップ5となった。

 とはいえ、2番手以下は1分37秒台の大接戦で、実際のスーパーGTのようなリザルトとなった。吉田広樹(SAITAMATOYOPET GB GR Supra GT)は、予選時になかなかアタックのタイミングを活かせず最後尾となってしまった。

■レースは序盤から混戦に

 続いて行われたレースは、タイヤはミディアムとソフトを使用し両方装着義務あり、燃料消費倍率×2、タイヤ摩耗倍率×4、スリップストリーム弱という設定で争われている。スタートでは、ポールポジションの平川がトップをキープ。牧野、井口、中山、そして7番手スタートの吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)と続く。一方、後方ではTGRコーナーで武藤が接触。服部レースディレクターからペナルティの裁定が下っている。

 1周目こそリードを広げた平川だったが、ミディアムタイヤでのスタートということもあり、同様にミディアムの牧野と接戦となっていく。さらにそこに、ソフトを履く井口、中山、さらに吉本、千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)、予選14番手だった石浦宏明(ZENT GR Supra)までが一団となってバトルを展開した。

 そんな混戦のなか、平川と井口とのバトルを制し7周目にトップに浮上したのは吉本。平川はその後9周目にピットインし、翌周には吉本と井口のバトルが展開。これで井口がトップに浮上した。

 先述のとおり、設定上タイヤ選択や燃費が非常に重要になったが、早々にピットインし、オープンなところを走る作戦を採っていたのは、レジェンドドライバーとして参戦していた本山哲(XANAVI NISMO GT-R)。しかし、5周目にメカニカルトラブルでまさかのリタイアを喫してしまう。また、同様にレジェンドとして参戦した脇阪寿一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)も早々にピットインする作戦を採っていった。

 各車はそれぞれ、ドライバー自らが考えたタイミングでピットインを行っていくが、20周を過ぎる頃にはレースは落ち着きはじめる。トップに浮上していたのは2ストップ作戦を採っていた牧野で、ここに平川、佐々木、千代、井口、石浦と続く展開となる。

 22周を終えると牧野は2回目のピットインを行うが、まさかの展開が。ピットイン時にメカニカルトラブルが発生してしまい、そのままリスタートできず、牧野はレースを終えてしまった。これでトップは平川となるが、変則の3ストップ作戦を採っていたこともあり、23周を終えピットインを行う。

平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)
平川亮(KeePer TOM’S GR Supra)
牧野任祐(RAYBRIG NSX-GT)
牧野任祐(RAYBRIG NSX-GT)
本山哲(XANAVI NISMO GT-R)
本山哲(XANAVI NISMO GT-R)

■ファイナルラップにドラマが


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