携帯サイト『モータースポーツチャンネル』にて、スーパーGT全戦でお届けしている『モースポ隊サーキット便り』を、一部抜粋してお届け。搬入日から決勝終了後まで、レースウイーク中にサーキットで見つけたアレコレを独自の目線でピックアップします。今回は7月17~19日に行われた2020年第1戦富士の様子をお届け。
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■7月17日 搬入日の様子
さてさて。ようやくやってきましたスーパーGT第1戦富士。今年もこのコーナーをやっとお届けできる日が来ました。2月にセパン、鈴鹿、3月に岡山にテスト取材に行って、ようやく開幕前最後の公式テスト……と思った富士が延期になったのが遠い昔のようです。ここからは第1戦直前の金曜の様子をお届けします。
パドックは当然この日はファンの方もおらず、代わってこうしてテントがあったり、パーティションが引いてあります。新型コロナウイルス感染拡大防止のための策で、チームの横の交流を絶つためのパーティション、それとタイヤメーカー等の訪問者が来た時のためのスペースです。
こちらはTGR TEAM ZENT CERUMOのピット裏。こうしてチームスタッフ以外の方が来る時のためのエリアが用意されています。アクリル板もあって万全の備えですね。我々メディアも、チームごとの担当マネージャーに事前に連絡をとり、ここで取材するかたちになります。
もちろん消毒にはWAKO’Sさんの消毒液で。まあこのあたりはチームによって千差万別ですが。
こんな感じで消毒してもらいます。エキストラをお願いしたのは石浦宏明選手、村田淳一監督デス(笑)。
夕方、HOPPY Porscheを見ると、ノーズにはこんな文字が入っていました。『Racing together with you!』というメッセージです。
というわけで、訪問者エリアで土屋武士監督に聞くと、もともと空いていたノーズに、今回観戦できないファンへのメッセージとして入れたそう。実は、この文言を考えてくれたのは、現在新型コロナウイルスのため入院しているサッシャさん。今は熱も下がってきているそうで、ひと安心ですね。
ちなみに、土屋武士監督が手に持っているマスクのうち、手前の青いものは、つちやMR2に武士監督が乗っている頃にレーシングスーツの下に着ていたアンダーを切り取ったものだそう。ピットの中で使うので難燃性の素材をマスクにしよう……ということだそう。