【タイム結果】2020スーパーGT第2戦富士 公式練習。RAYBRIG NSX-GTとシンティアム・アップル・ロータスがトップタイムを記録

　2020年スーパーGT第2戦が富士スピードウェイで開幕。8月8日（土）午前に行われた公式練習は、GT500クラスがRAYBRIG NSX-GTの牧野任祐、GT300クラスはシンティアム・アップル・ロータスの加藤寛規が最速タイムを記録した。

　新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、7月第3週についに開幕したスーパーの2020年シーズン。第2戦は3週間のインターバルを経て開幕戦と同じ富士スピードウェイで迎えた。午前9時45分雲はがかかっているものの、気温28℃、路面温度39℃、湿度70%というコンディションのなかセッションがスタート。

　序盤は大きなトラブルもなく、各車が精力的に周回を重ねていく。そのなかで開幕戦の決勝レース中にトラブルでリタイアしてしまったKEIHIN NSX-GTの塚越広大が1分28秒446でトップタイムをマーク。また、開幕戦でやや不調の様相が見られていたニッサン GT-R勢も上位に入ってくる。

　セッション約30分が経過した10時16分、Hitotsuyama Audi R8 LMSが13コーナーでマシンをストップ。マシン回収のため、10時18分赤旗が提示される。この時点でGT500クラスのトップは変わらずKEIHIN NSX-GTのまま。一方、GT300クラスは開幕戦の公式練習でトップタイムを記録したシンティアム・アップル・ロータスの柳田真孝が1分37秒399をマークしている。

　セッションは10時24分に再開。その後は大きなトラブルもなく、間もなくGT300クラスの占有走行に入ろうかという11時11分、メインストレート上で宮田莉朋がドライブするWedsSport ADVAN GRスープラがストップ。直後に赤旗が提示され、2度目の赤旗中断となる。

　両クラス混走の練習走行はこの赤旗を持って終了となり、11時18分GT300クラスの占有走行が開始。各車陣営が予選を想定したアタックを始め、タイムが入れ替わっていくなか、シンティアム・アップル・ロータスの加藤寛規が1分37秒229を出し、柳田のタイムを更新した。2番手にはRUNUP RIVAUX GT-Rの0.424秒差でわずかに及ばず。

　GT500クラスの占有走行では、セッション終了間際、RAYBRIG NSX-GTの牧野任祐が1分28秒062を叩き出し、トップタイムを塗り替えた。開幕戦に引き続き、NSX-GTがポテンシャルの高さを見せている。

　午後はさらに気温、路面温度ともに上昇する可能性もある富士スピードウェイでは、14時30分から公式予選が行われる。

■2020スーパーGT第2戦富士 GT500公式練習結果（編集部計）

■2020スーパーGT第2戦富士 GT300公式練習結果（編集部計）