【タイム結果】2020スーパーGT第3戦鈴鹿 公式練習。両クラスNSXがトップタイムを記録

　2020年スーパーGT第3戦が鈴鹿サーキットで開幕。8月22日（土）午前に行われた公式練習は、GT500クラスがModulo NSX-GTの伊沢拓也、GT300クラスはARTA NSX GT3の高木真一が最速タイムを記録した。

　異例とも言える同一サーキットでの2連戦で開幕した2020年のスーパーGTは、舞台を鈴鹿サーキットに移して第3戦が開幕した。午前10時、真夏の太陽が照りつけるなか、気温32℃、路面温度43℃というコンディションでセッションがスタート。

　序盤30分間は、開始直後に植毛ケーズフロンティア GT-Rが2コーナー立ち上がりでスピンや、デグナーのひとつ目でHOPPY Porscheのボンネットが捲れ上がったりしたものの、大きなトラブルはなく各車走行を続けていく。

　セッション開始1時間時点でトップタイムはModulo NSX-GTの伊沢拓也が出した1分47秒165。2番手には復調の兆しが見えるMOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが続く。

　前回までの2戦で好成績を挙げてきたGRスープラ勢ではZENT GR Supraが7番手で陣営内トップと、重いウエイトハンデがやや影響しているか。
　
　11時10分、2コーナーで植毛ケーズフロンティア GT-Rがスピン。グラベルにはまってしまったため、赤旗が提示される。しかし、マシンは自力でコースに復帰し自走でピットまで戻ったため6分ほどでセッション再開となった。

　両クラス混走の走行が終了し、11時25分、GT300クラスの占有走行が開始。占有前の時点でトップはARTA NSX GT3の高木真一がマークした1分58秒866。このベストタイムを塗り替えるマシンは結果的に現れず、そのまま終了となった。

　一方、11時35分から開始したGT500クラスの占有走行では、残り時間が2分を切った時点でZENT GR Supraの石浦宏明がセクター４で全体ベストを刻み、3番手にポジションアップ。しかし、こちらもトップタイムを塗り替えるマシンは現れず、Modulo NSX-GTの1分47秒165が最速タイムとなった。

　午後も引き続き気温、路面温度ともに高いコンディションが続くと思われる鈴鹿サーキットでは、14時30分から公式予選が行われる。

■2020スーパーGT第3戦鈴鹿 GT500公式練習結果（編集部計）

■2020スーパーGT第3戦鈴鹿 GT300公式練習結果（編集部計）