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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.09.13 15:37
更新日: 2020.09.13 17:39

波乱の長距離戦を制してKEIHIN NSX-GTが今季4戦で2勝目。ランキングトップに浮上【第4戦もてぎGT500決勝】

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スーパーGT | 波乱の長距離戦を制してKEIHIN NSX-GTが今季4戦で2勝目。ランキングトップに浮上【第4戦もてぎGT500決勝】

 2020年シーズンの折り返しを迎えたツインリンクもてぎでのスーパーGT第4戦は、ドライコンディションが維持されながらも2度のセーフティカーが出動する波乱の展開ながら、終始安定したレース運びを披露したKEIHIN NSX-GTの塚越広大/ベルトラン・バゲット組が、第2戦に続く今季2勝目を手にしている。

 変則的シーズンの2020年、富士、鈴鹿に続いて今季初開催となったツインリンクもてぎは、天候に翻弄され目まぐるしく雨量が変化した難コンディションの予選から一転、日曜の茂木町は朝から快晴に恵まれ、午前11時40分のウォームアップ走行時点では手元計測の気温で28℃を超える状況となった。

 前日ダンプ路面で起死回生のアタックを見せ、自身の最多ポールポジション獲得記録を更新した立川祐路のZENT GR Supraを筆頭に、フロントロウ2番手のKEIHIN NSX-GT、3番手にARTA NSX-GTとホンダ勢が並び、4番手にはDENSO KOBELCO SARD GR Supraと、結果的にブリヂストンタイヤ装着のチームが並ぶ。

 週末のドライ路面は雨上がりの低気温状況しか走れていない前日に続き、午後に入るとサーキット上空を雲が覆い始め、残暑の9月ながら強い日差しはいくぶん抑えられたものの、タイヤライフの側面から各車がどこまでファーストスティントの距離を確保できるのか。

 また、ウエイト感度の高いこのストップ・アンド・ゴー・サーキットで、ブレーキなどはチェッカーまで無事に持たせられるのか。そして例年の最終戦より50km長いレース中に降雨はあるのか。注意を払うべき項目の多い、未知数の63周300km決勝が幕を開けた。

 セーフティカー(SC)先導で13時にフォーメーションラップへと向かった15台の隊列は、路面温度34℃のコンディションで1コーナーへ。盤石のスタートを決めたフロントロウ2台に続き、オープニングで躍進を見せたのがダンロップタイヤ装着のModulo NSX-GT伊沢拓也で、5番グリッド発進から最初のコーナーでDENSO KOBELCO SARD GR Supraのヘイキ・コバライネンを仕留めると、5コーナーへのブレーキングではARTAのインサイドに入り、野尻智紀をかわして3番手にまで上がってくる。

 続くラップではジリジリと下がって来たDENSOコバライネンに襲い掛かったRAYBRIG NSX-GTの牧野任祐が、5コーナーで止まりきれずアウト側へワイドラン。この失速により、後方にいた2台のGT-R勢、23号車MOTUL AUTECH GT-R、12号車カルソニック IMPUL GT-Rに先行を許す形となる。

 GT300のバックマーカーを処理しながら、テール・トゥ・ノーズのバトルを展開するZENT立川とKEIHINベルトラン・バゲットは、6周目に0.238秒、7周目に0.378秒のギャップでドッグファイトを繰り広げると、続く8周目。ダウンヒルストレートへと続くヘアピン立ち上がりで、バックマーカーに詰まった立川の隙を突いたバゲットのNSX-GTが並びかけると、軽いコンタクトを伴いながら90度コーナーへ突入した2台は、ブレーキングでインサイドを抑えた17号車KEIHIN NSX-GTが競り勝ち、この段階で首位浮上を果たす。

 するとその2周後、V字コーナーであわやというアクシデントが発生する。その前周にRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GTをパスして5番手へと進出していた国本雄資のWedsSport ADVAN GR Supraは、勢いそのまま10周目にARTA野尻とのサイド・バイ・サイドに持ち込んでいく。

 するとこのバトルで行き場を失ったARTA NSX-GTとGT300クラスの車両が接触し、コントロールを失ったバックマーカー車両は、ブレーキングゾーンで速度を殺せぬままV字コーナーのクリッピング付近へ。そこへ4番手に浮上してターンインを開始していたWedsSport国本が差し掛かり、正面衝突のような形で激しくクラッシュ。国本にとっては視界の外から突然現れたマシンとの接触となり、あわや大惨事のアクシデントとなる。

 この事故でSCランが宣言されると、国本も自力でマシンから脱出し無事を確認。12周目にホームストレート上での隊列整理を経て、レースは15周目にリスタートが切られる。


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