スーパーGT500クラスに参戦するLEXUS TEAM LeMans WAKO’Sの監督・脇阪寿一が発起人として立ち上げた被災地復興支援プロジェクト『SAVE JAPAN Action! KUMAMOTO』が、熊本県阿蘇郡西原村の支援のために集まった826万1689円の寄付金を11月5日、西原村役場の内田安弘副村長に直接手渡した。
『SAVE JAPAN』は、2011年に発生した東日本大震災の直後、寿一が立ち上げた被災地復興支援プロジェクト。「今、僕たちができること」をテーマにモータースポーツ、クルマ業界を通じた復興支援活動を展開し、義援金約1億9000万円が、日本赤十字社を通じて東日本大震災の被災地に届けられていた。
2016年4月に発生した平成28年熊本地震では、寿一はこれまでの活動を通じて悩む部分もあったが、ふたりの思いが寿一を後押しした。
ひとりは、スーパーフォーミュラ第1戦で得た2位の賞金を「自分が苦しいなかで多くの人たちに支えてもらったので、熊本の人たちが困っているときに、支えになるようにしたい」という意志を示した国本雄資。
そして寿一のレース仲間で、クリアプレックス社アジアパシフィック地域のマネージングディレクターを務める、台湾のジェントルマンドライバー、クレイグ・リウが支援を申し出たこともあり、『SAVE JAPAN Action! KUMAMOTO』がスタートした。
その後クリアプレックス社、国本からの寄付金、そしてサーキットやさまざまなイベント会場で持ち寄られたり、口座に振り込まれた寄付金の合計は826万1689円。この寄付金を携え、寿一、そしてモータースポーツの普及のため全国のカー用品店でイベントを開催しているLEXUS TEAM WedsSport BANDOHのメンバーが、6日の熊本市内でのイベントを前に西原村を訪れた。