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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.10.03 20:56

「そんなに変えて大丈夫なのかと感じるほどセットアップを全部変えた」と野尻【第5戦富士GT500予選会見】

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スーパーGT | 「そんなに変えて大丈夫なのかと感じるほどセットアップを全部変えた」と野尻【第5戦富士GT500予選会見】

 第5戦は第1戦、第2戦の舞台だった富士スピードウェイに戻ってきたスーパーGT。GT500クラス公式予選を終え、チームとしては今シーズン二度目、Q2のアタックを担当した福住仁嶺にとっては自身初となるポールポジションを獲得した8号車ARTA NSX-GTの野尻智紀と福住が、これまでの4戦と比較してセットアップをガラリと変えてきたことや明日の決勝に向けての決意を語った。

野尻智紀
Q1担当/ベストタイム:1分28秒063

「まず、前戦から今大会に来るにあたってセットアップを大幅に変えてきた部分があるので、どういうパフォーマンスが出るか楽しみな部分と不安な部分がありました。朝の公式練習では最初に福住選手が乗っていて走り出しは非常に調子がよさそうで、僕に代わってからもすごく手応えはあった。これならすごくいい戦いができるなという自信がその時点ではありました」

「とはいえ、満足な状況ではなかったので、修正するところは修正して予選Q1を僕が担当しました。そのなかで自分が感じた『どういう方向性がいいのか』ということをチームに伝えて、Q2に向けて福住選手がアタックしやすい情報を自分としてはうまく渡せたかなと思う。そういう意味でも自分の仕事はしっかりできたかなと思います」

「ポールポジションは簡単に獲れるものじゃないので、福住選手のポールっていうのはチームとしても勢いがつくと思うし、この勢いのまま明日もいいレースがしたいです」

「セットの変更点はどの辺をと言われると難しいぐらい全部変えています。『そんなに変えて大丈夫ですか』という感じの持ち込みセットですね。福住選手より僕のほうがアンダーステア好みだったりするので、その辺を僕寄りにアジャストしたという傾向はあったと思います。ドライバーふたりの走りのスタイルが違うので、その辺の折り合いをうまくつけながら、相談しながらやってこれたかなという感じです」

「これまではお客さんがいないなかでの開催だったので、ポールを獲ってもなんかイマイチ実感がない感じでした。でも今回はしっかりファンに祝福していただいているので、より実感も沸きますし、もっともっとお客さんが入れる状況になって欲しいなと思います」

「ホンダのF1活動終了については日本のモータースポーツ界というか、直にドライバーとして携わらせてもらっている以上、悲しいニュースのひとつという見方はもちろんある。そのなかで僕個人としてレーシングドライバーとしてやるべき仕事は変わらないと思うので、まずは自分たちの仕事をしっかりしないといけないなとすごく思いました」

「GT500の結果を見ても燃料リストリクターが結構効いてるのかなと感じるところはありますが、僕らはやれるだけのことをやるしかないので、ここでしっかり結果を残したいです。このあとのレースを考えても僕たちにとって状況はポジティブだと思うので、まずは自分たちのやることをしっかりやる。まだ半分も仕事は終わってないと思うので、さらに気を引き締めて明日もプッシュし続けたいなと思います。ぜひ、応援してください」

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