2016年のスーパーGT最終戦、翌日からの予選・決勝を前に、11日、ツインリンクもてぎで公式練習2回目が行われ、GT300クラスではグッドスマイル初音ミクAMGがトップタイムをマークした。
大雨に見舞われた公式練習1回目はGAINER TANAX AMG GT3がトップタイムをマークしたものの、GT300クラスに参戦する29台のうち、6台が走行を見合わせたほか、3度の赤旗中断もあり、タイムを計測した車両も数周しか走行できていない状況だった。
これもあってか、午後に予定されていた2回目の公式練習は当初よりも走行時間が延長され、1時間40分のセッションとして行われた。
午後も時おり雨が落ちてくることはあったが、雨量はそれほどではなく、くもり空のもとでセッションはスタートする。WET宣言が出されていたものの、路面から水しぶきもほとんど上がらず各車が13時の走行スタート直後から積極的に周回を重ねていく。
序盤にトップタイムを記録したのはHitotsuyama Audi R8 LMS。開始30分で藤井誠暢が唯一1分54秒台にタイムを乗せていた。
残り40分を切ったあたりから路面状況に改善がみられ、各車とも徐々にタイムアップ。LEON CVSTOS AMG-GTの蒲生尚弥が1分52秒463にタイムを縮めてトップに浮上すると、さらに初音ミクAMGの片岡龍也が1分50秒121で蒲生のタイムを上回りトップに浮上する。
この2台は、ほかのマシンに比べて2秒以上速いタイムとなっており、一足早くドライタイヤを投入した可能性もある。