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MotoGP ニュース

投稿日: 2021.03.14 17:19
更新日: 2021.03.19 16:21

日立Astemoがローンチイベントを鈴鹿サーキットで開催。一新された赤いカラーでチャンピオンを目指す

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MotoGP | 日立Astemoがローンチイベントを鈴鹿サーキットで開催。一新された赤いカラーでチャンピオンを目指す

 3月14日、日立Astemoは三重県の鈴鹿サーキットでスーパーGT GT500クラスに参戦する『Astemo REAL RACING』および全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスとST1000クラスに参戦する『Astemo Honda Dream SI Racing』のローンチイベントを開催した。

 日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業の4社が2021年1月1日をもって経営統合。新たに『日立Astemo』としてスタートを切ることになり、スーパーGTに参戦するREAL RACING、全日本ロードレースに参戦するエス・アイレーシングのカラーリングは、ともに日立Astemoの事業ブランドであるAstemoのブランドカラーに一新されることになった。

 スーパーGTに参戦するREAL RACINGは『Astemo REAL RACING』として2021年シーズンに挑み、カラーリングはこれまでのケーヒンブルーから一新され、Astemoのレッドが主体となる。

 ローンチイベントに出席したAstemo REAL RACINGの金石勝智監督は、昨年までチームを支えてくれたケーヒンに感謝の言葉を述べると同時に、今シーズンへの意気込みを語った。

「まず、今まで12年間お世話になったケーヒンさんから、日立Astemoさんに変わりましたが、基本的にはいろいろなものを引き継いだという形だと自分は思っています。そして、ケーヒンさんでいろいろと継続していただいた経験や力を、より一層今年に活かせるように頑張りたいと思います」

「今年の目標は、もちろんタイトルを獲るということです。昨年は2勝を挙げ、最終戦はランキングトップで迎えたのですが、レース自体は4位に終わってしまい、シリーズランキングも3位に留まってしまいました。今年はその分を取り返したいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」

 ドライバーを務める塚越広大は、「僕はスーパーGTに参戦してから、ずっとケーヒンさんの看板を背負って走ってきました。もちろん感謝の気持ちもすごくあるなかで、こうした新しいスタートをAstemo REAL RACINGとして一緒に走れるということは本当に光栄ですし、今までのイメージを引き継いで、また新しい挑戦が始まると思うので、そのブランドに恥じない結果と走りができるようにベストを尽くしたいです」と語っている。

 また、パートナーのベルトラン・バゲットも「今年の目標は何が何でもチャンピオンだ」と意気込みを見せた。

「昨年の最終戦でチャンピオンを取り逃がしてしまった本当に悔しい思いが今も残っている。だから、僕たちの第一目標は強い気持ちで“チャンピオンを取りにいく”ということだ。もちろん、新しい赤いカラーリングでレースを戦うことができることもすごく楽しみだから期待していてほしい」

 そんなバゲットは、日立Astemoのブランドカラーである“赤”には特別な思いがあるようで、その理由についても語ってくれた。

「僕にとって“赤”というのはすごく特別な色合いなんだ。それは僕の父が経営している会社のカラーが赤だからね。だから僕自身もすごく思い入れがある。その色をまとってシーズンを戦うということを今からすごく楽しみにしているよ」

2021年SUPER GT:塚越広大、ベルトラン・バゲット(Astemo REAL RACING)
2021年SUPER GT:塚越広大、ベルトラン・バゲット(Astemo REAL RACING)

 そして、昨年から全日本ロードに参戦を開始したエス・アイレーシングは、『Astemo Honda Dream SI Racing』となり、こちらもケーヒンブルーから、Astemoのレッドが主体のカラーリングと変更された。

 JSB1000クラスに挑む清成龍一は「Astemoという強力なサポートをいただける環境で走ることができることを感謝いたします。昨年はシリーズ2位で終えましたが、今年は結果でアピールしていこうと思いますので、昨年以上の結果としてシリーズチャンピオンをめざしていきます」とコメントした。

 JSB1000クラスからST1000クラスに戦いの場を移す渡辺一馬は「カラーリングもクラスも変わりますが、勝つポテンシャルのあるチームだと自信を持っています。はじめてのカテゴリーとなるため、簡単な調整ではないと思っていますが、自分の力とチームの力を最大限レースで発揮できるように取り組んでいきます」と述べた。

 ST1000クラスに継続参戦する作本輝介は「ST1000クラス2年目のシーズンとなるため、シリーズチャンピオンを獲れるように、開幕戦から勝負できるように準備していきます。さらに、今年はより多くの人に楽しんでもらえるレースをしていきたいと思っています」と語った。

 Astemo Honda Dream SI Racingの伊藤真一監督は「今年もAstemo Honda Dream SI Racingとして全日本に参戦できることを感謝いたします。今年は3名のライダーで、JSB1000とST1000のダブルタイトルをねらいます。さらに鈴鹿8時間耐久レースでも上位入賞、表彰台をめざしてチーム一丸となって取り組んでいきます」と意気込んだ。

 この日、『Astemo REAL RACING』と『Astemo Honda Dream SI Racing』のドライバーとライダーが集結して、2021年シーズンに走るAstemo NSX-GTとホンダCBR1000RR-Rがお披露目されている。また、チームを勝利に導く女神である日立Astemoレースクイーン『Astemo Muse』として横田りかさんと保科凜さん、日立Astemoとチームのさまざまな魅力を伝えるレポーター『Astemo Ambassador』として英美里さんを起用することも合わせて発表されている。

2021年SUPER GT:塚越広大、ベルトラン・バゲット(Astemo REAL RACING)
2021年SUPER GT:塚越広大、ベルトラン・バゲット(Astemo REAL RACING)
2021年SUPER GT:Astemo NSX-GT
2021年SUPER GT:Astemo NSX-GT
2021年SUPER GT:Astemo NSX-GT
2021年SUPER GT:Astemo NSX-GT
2021年全日本ロード:渡辺一馬、清成龍一、作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)
2021年全日本ロード:渡辺一馬、清成龍一、作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)
2021年全日本ロード JSB1000:清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)
2021年全日本ロード JSB1000:清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)
2021年全日本ロード ST1000:作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)
2021年全日本ロード ST1000:作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)
2021年全日本ロード ST1000:渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)
2021年全日本ロード ST1000:渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)


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