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スーパーGT ニュース [PR]

投稿日: 2021.05.01 11:00
更新日: 2021.06.03 18:13

貴重動画を掲載。スーパーGT GT500トップエンジニアたちの“逆境の乗り越え方”

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スーパーGT | 貴重動画を掲載。スーパーGT GT500トップエンジニアたちの“逆境の乗り越え方”

 どんなに緻密なシミュレーションを重ねても、レースは計算どおりにいくとは限らない。むしろ、予定外、想定外の事態に見舞われることが普通だ。勝つために、そうしたタフな状況をどのように打開していくのか。

 スーパーGT GT500トップエンジニアたちに聞いた、トラックエンジニアの立場での“逆境の乗り越え方”をお届けしよう。

■12号車 カルソニック IMPUL GT-R/大駅俊臣

12号車 カルソニック IMPUL GT-R/大駅俊臣
12号車 カルソニック IMPUL GT-R/大駅俊臣
12号車 CALSONIC IMPUL GT-R
12号車 カルソニック IMPUL GT-R

■普段の積み重ねがブレイクスルーにつながる

「たしかにレースでは、ミスやクラッシュもありますし、クルマのセッティングが本当に決まらないというときがあります。ただ、そういうときに、違うことを大きくやったり、目を瞑ってフルスイングしたりしても、当たるものではありません。アイデアは必要ですが、基本どおりというか、数字に従ってやっていくしかないのかなと思います」

「そしてそのときに、基本に振り返ることができるベースを作っておくことが一番重要なのだと思います。それはもう、普段の積み重ねです。その意味では、“ブレイクスルー”のために普段の積み重ねをしているとも言えますね。今季に向けては、まずは1勝を挙げるということを目標としています」

「チームとしては優勝からしばらく遠ざかっているので、早い段階で達成したい。(今季加入の)松下(信治)選手は初めてのGTカーですが、もともとスピードを持っていますし、心配していません。平峰(一貴)選手とのコンビで、かなり面白い展開にできると考えています」

Profile
1976年、1977年の富士F1で興味を刺激され、20歳のときにセルモに入社。モーラ設立時に同社に移籍し、2011年、2012年に監督としてGT500王者に導く。2020年からインパルのエンジニアに。1965年北海道出身。

■8号車 ARTA NSX-GT/ライアン・ディングル

8号車 ARTA NSX-GT/ライアン・ディングル
8号車 ARTA NSX-GT/ライアン・ディングル
8号車 ARTA NSX-GT
8号車 ARTA NSX-GT

■去年のトライは実を結ばなかったが、今年はそれが生きてくると思う

「エンジニアにとって一番ツラいのは、やっぱりクルマが決まらないとき。その意味では、昨季の序盤は、速さはあったけど、結果につながらなかったという面でタフなところがありました。そこは、ドライバーやメカニックとコミュニケーションをとって、一番シンプルなところから考えてやり直してみようと。一発の速さを少し妥協して、レースでのペースを優先することにしました」

「そうして臨んだ最終戦富士は勝てばチャンピオンという状況でしたが、予選は11番手。残りのツール、乗り手のドライビング特性などを総合的に判断してタイヤに優しい方向にさらに振り、無交換で戦うことにしました。実際、追い上げることはできたけど、勝ちには届かなかった。でも、その苦しかったときの見直しが機能し、シーズン後半に固めて多くのポイントを獲れたのは大きな収穫です」

「今年は、序盤からあの流れでチャンピオンを目指したい。勝ち星を増やし、そのうえで安定して加点するという戦い方をしたいですね」

Profile
中学時代はレースゲームに熱中。地元の大学を卒業後、イギリスの大学院でレースエンジンについて学び、日本の戸田レーシングに入社。その後、バンドウ、ルマンでSFを担当。1986年カナダ出身。

■1号車 STANLEY NSX-GT/星 学文

1号車 STANLEY NSX-GT/星 学文
1号車 STANLEY NSX-GT/星 学文
1号車 STANLEY NSX-GT
1号車 STANLEY NSX-GT

■分析をもとに仮説を立てて根気よく対処。ドライバーとインプルーブし合いながら

「予選で沈んだり、なかなか勝てなかったりというときは必ずあると思います。エンジニアの立場では、データとドライバーのコメントを統合しながら、何がいけなかったのかを論理立ててきっちり分析していくことが大事だと考えています」

「原因をひとつに絞り切れるとは限りませんが、そのなかで仮説を立て、次のセッションやレースに向けて根気よく取り組んでいく。レースはチームスポーツなので、エンジニアだけ、ドライバーだけが頑張ればいいというものではなく、エンジニアサイドで改善シロがあったり、ドライバーがドライビングだけで改善してきてくれたりすることもある。そこはお互いインプルーブしながら、ということが多いですね」

「今季はチャンピオンチームに僕が加入するという形となり、昨季以上のクルマを作っていかないと、と思っています。昨季は決勝での安定した速さが最大の武器でした。今季はもう少し予選一発の速さを追求しつつ、それを決勝にもつなげられるようにして、連覇を目指します」

Profile
大学時代に学生フォーミュラに参加。レースに興味を持つ。卒業後、童夢入り。2013年からセルブスジャパンに所属し、ARTAを担当。2016年からGT500のエンジニアに。今季はTEAM KUNIMITSUを担当。1983年愛知県出身。

Mobil 1
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Mobil 1 presents「逆境に負けない力を」1号車 TEAM KUNIMITSU編

Mobil 1 presents「逆境に負けない力を」8号車 ARTA編

Mobil 1 presents「逆境に負けない力を」12号車 TEAM IMPUL編

auto sport as No1550より(PDF)
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