【タイム結果】スーパーGT第2戦富士 公式練習。WedsSport ADVAN GR SupraとSUBARU BRZが最速タイムを記録

　2021年シーズンのスーパーGT第2戦『たかのこのホテル FUJI GT 500km RACE』が開幕した。5月3日9時5分から行われた公式練習はGT500クラスがWedsSport ADVAN GR Supraの国本雄資、GT300クラスはSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が最速タイムを記録した。

　昨年のスーパーGTは新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、7月に開幕を迎えたため、今回は2019年以来となる2年ぶりのゴールデンウイーク開催、そして2年ぶりの長距離500キロレースとなる。9時5分から開始となった公式練習は気温16度、路面温度22度、湿度43%、快晴のもとでスタートを迎えた。そんななか、8号車ARTA NSX-GTの福住仁嶺が序盤から好走を見せて、計測5周目に1分28秒135を記録する。

　セッション開始早々の9時14分。3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの平手晃平が、電気系のトラブルで2コーナーの立ち上がりにマシンを止めてしまう。これにより、9時15分に赤旗が提示され、セッションは一時中断となる。
　
　6分間の中断を挟み、9時21分にセッションが再開されると、各車続々とコースイン。19号車WedsSport ADVAN GR Supraの宮田莉朋が計測15周目に第13コーナーでスピンを喫するも、翌16周目には1分27秒956を記録する。その後再び8号車の福住が1分27秒794を記録してトップに返り咲いた。

　混走セッションも残り10分となった10時20分、24号車リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rがホームストレートでスローダウンし、ホームストレートエンドイン側のエスケープゾーンにマシンを止めた。24号車の回収のため、スーパーGT本戦の公式セッションとしては初となるFCY（フルコースイエロー）がテスト導入された。

　10時30分にGT500／GT300クラスの混走が終了し、GT300クラスの10分間の占有走行が開始されると、各車午後の予選を想定したアタックを開始。各車のターゲットタイムは61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が計測15周目に記録した1分36秒242であったが、占有時間帯でも山内のタイムを上回るマシンは現れず、GT300クラスの公式練習トップタイムは、開幕戦岡山に引き続きSUBARU BRZ R&D SPORTとなった。

　2番手には10号車GAINER TANAX with IMPUL GT-R、3番手には11号車GAINER TANAX GT-RとGAINERの2台のニッサンGT-RニスモGT3が続き、ダンロップタイヤ勢がトップ3を占める結果となった。

　10時40分からの開始となったGT500クラスの占有走行では、残り2分を切ってから19号車WedsSport ADVAN GR Supraの国本雄資が1分27秒753を記録してトップに浮上すると、国本のタイムを上回るマシンはなく、GT300クラスの公式練習トップタイムは、19号車WedsSport ADVAN GR Supraとなった。2番手には8号車ARTA NSX-GTが、3番手には終盤牧野任祐のアタックで1分27秒909を記録した1号車STANLEY NSX-GTが続いた。

　スーパーGT第2戦『たかのこのホテル FUJI GT 500km RACE』の公式予選は14時30分から行われる。

■2021スーパーGT第2戦富士 GT500公式練習結果（編集部計）

■2021スーパーGT第2戦富士 GT300公式練習結果（編集部計）