レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.05.04 21:21
更新日: 2021.05.04 21:38

初優勝の河野駿佑「実力もチーム全体のレベルも上がってきている」【第2戦GT300決勝会見】

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | 初優勝の河野駿佑「実力もチーム全体のレベルも上がってきている」【第2戦GT300決勝会見】

 静岡県の富士スピードウェイで開催された2021スーパーGT第2戦。5月4日に行われた決勝レースを終え、GT300クラスで優勝を飾ったSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTの吉本大樹と河野駿佑が決勝日を振り返り、今後の展望を語った。

吉本大樹/第2スティント担当

「正直、自信はまったくない状態で来ていました。本当にフリー走行を走ってみないと、どういう状況かも分からないなかでサーキット入りをしました。まずは、その走り出しからクルマのベースが非常に良かったことと、あとはですね、サーキットに入る前に河野選手が『今回は僕が予選Q1いきます』『今回は僕がスタートします』というような主導権をいきなり握ってきました」

「僕は『じゃあもうお願いします』ということで、今回は進めさせて頂きました。Q1も本当に(河野)駿佑が、フリープラクティスからアジャストしていった結果クルマがすごい良くなって、そして駿佑も、すごい僕たちが想像していたタイムをはるかに超えたタイムを出してきて、Q1はトップで通過することができました。それでチームの雰囲気も良くなりました」

「前方からスタートすることができたんですが、正直僕たちはタイヤに関して、まだダンロップさんと一緒にやり始めてまだ2戦目なので、まだ知識的な部分も含めてまだ浅いなかで、タイヤも本当に各スティントで素晴らしく機能してくれました」

「そしてレースがスタートしたときには駿佑が『ヘアピンで必ず55号車を抜いてきます』と言ってスタートしました。そうしたら本当にヘアピンで55号車を抜いてきたので、そこから61号車にぴったりくっついてレースができました。その最初のスティントが非常に重要なスティントだったなと思います」

「そこからも、ピットストップクルーの作業、ストラテジーも含め、すべてが完璧だったと思います。ただ、まともにレースをしていたならば、52号車にはやっぱり敵わなかったと思います。最後は駿佑のほうが向こうコンマ数秒ずつ速かったので、トラフィックさえなければもしかしたら追いついてたかもしれないです」

「けれど、それは『もしかして』ですし、今回勝てたのもう52号車がリタイアしたから優勝することができました。我々ももっとチームを強くしてどんどんクルマも開発していき、そしてガチンコで52号車、もちろんその他の強豪チームをやっつけられるように、ますます強くなっていきたいと思います」

2021スーパーGT第2戦富士 吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)
2021スーパーGT第2戦富士 吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)

河野駿佑/第1、3スティント担当

「ちょっと語弊がありますね(笑)。富士に入る前に吉本さんと会話をしているなかで『今回スタートいくんでしょ?』と言われて、『はい』としか言えなかったという感じです。でも、本当にQ1とスタートを含めて、責任がすごいあるところを吉本さんとチームのみなさんから任せていただけて、そのぶんのプレッシャーももちろんありました」

「ですが、その仕事がしっかりできたというのは良かったかなと思います。レースに関しては、スタートで本当に55号車は直線が早いので、僕らのダンロップタイヤさんの特性上、多分ウォームアップはこちらのほうが少し良いだろうということでした」

「なので、一番狙っているのはヘアピンかなと言っていたのですが、本当にそのとおりになり、そして61号車の山内(英輝)選手に最初はついていけるか分からなかったですけれど、ついていくことができました。決して悪いペースでもなかったと思いますし、それで吉本さんにつなげられたのは、まず良かったかなと思います」

「第2スティントの吉本さんも、バトルをしながらしっかりと順位を上げてきてくださりました。最後のピットでも、メカニックさんの作業もすごく早くて、たぶん61号車と同時ピットインはだったと思うのですが、それでも前に出られたことがまず本当に大きかったのかなと思います」

「そして、僕のスティントの真ん中ぐらいで、55号車を抜くのは大変かなと思ったのですが、セクター3でうまく詰めていけて抜けたことが本当に良かったですし、その後のペースも多分結構良かったんじゃないかなとは思います。52号車に詰めていくことができて、それがあったからか何だかよく分からないですけれど(笑)、52号車が今回トラブルで下がってしまったので勝つことができました」

「実力もチーム全体のレベルもすごく上がってきてますし、今後に向けてもっともっと、ウエイトも多くなりますけれど、今後に向けてはもっとレベルアップしてチャンピオンを目指していきたいなと思っています」

2021スーパーGT第2戦富士 河野駿佑(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)
2021スーパーGT第2戦富士 河野駿佑(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)
2021スーパーGT第2戦富士 決勝後の優勝会見
2021スーパーGT第2戦富士 決勝後の優勝会見


関連のニュース

本日のレースクイーン

リアライズガールズ
夏川いづみ(なつかわいづみ)

スーパーGT Photo Ranking

フォトランキング