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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.04.16 17:30
更新日: 2022.04.16 19:57

王者SUBARU BRZ山内がPP獲得。初予選のQ2で新人がセカンドロウに並ぶ【第1戦岡山GT300予選】

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スーパーGT | 王者SUBARU BRZ山内がPP獲得。初予選のQ2で新人がセカンドロウに並ぶ【第1戦岡山GT300予選】

 4月16日、2022年シーズンのスーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の公式予選が岡山国際サーキットで行われ、GT300クラスはディフェンディングチャンピオンの61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションを獲得した。

 待望のシーズン開幕を迎えたスーパーGT。例年開幕戦の舞台としておなじみの岡山国際サーキットには多くのファンが駆けつけた。午前中に行われた公式練習では9号車PACIFIC hololive NAC Ferrariがトップタイムを記録。抜きにくい岡山で上位グリッドを獲得するのはどのマシンなのか。公式予選は14時にスタートを迎えた。

■Q1 A組:コッツォリーノがコースレコード更新

 気温17度、路面温度21度、湿度39%というコンディションのなか、まずはA組の14台がコースイン、各車は丁寧にタイヤへ熱を入れていく。

 真っ先にアタックに入ったのは2号車muta Racing GR86 GTの堤優威が1分25秒294を記録。その直後、公式練習でトップタイムをマークした9号車PACIFIC hololive NAC Ferrariのケイ・コッツォリーノがGT300クラスのコースレコードを更新する1分24秒717をマークしてトップに浮上。

 2台に続けて、各マシンが続々とアタックに入るなかオフのいテストでも好走を見せた18号車UPGARAGE NSX GT3の小林崇志が1分24秒967を記録も、0.250秒届かず2番手に。その後もコッツォリーノのタイムを上回る車両は現れず、好調を見せるフェラーリがQ1 A組をトップで通過。UPGARAGE NSX GT3と合わせて上位2台のみが1分24秒台に入る結果となった。

 Q1を突破した8台は、9号車PACIFIC hololive NAC Ferrari、18号車UPGARAGE NSX GT3、2号車muta Racing GR86 GT、96号車K-tunes RC F GT3、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、87号車Bamboo Airways ランボルギーニ GT3、6号車Team LeMans Audi R8 LMS、88号車weibo Primez ランボルギーニ GT3という顔ぶれになった。

■Q1 B組:GT300規定車両がワンツーで通過

 続いて行われたQ1 B組セッションではグリーンシグナル点灯とともにほぼ12台がコースイン。今回が新車デビューレースとなる25号車HOPPY Schatz GR Supraは駆動系トラブルにより、予選は出走できずに終えることに。

 そしてセッション開始から2分が経過しようとするころ、今大会がスーパーGTデビューレースとなる冨林勇佑の乗る5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号がアウトラップを走行中にアトウッドカーブの立ち上がりでクラッシュ。これによりQ1 B組セッションは赤旗中断となった。

 約12分間の中断を経て、14時33分に残り8分間でセッションは再開された。残り時間も短くなり、仕切り直しを強いられたなか、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTの川合孝汰が1分25秒153を記録。その後ろから新規参戦の20号車シェイドレーシング GR86 GTの平中克幸がアタックも0.008秒届かず2番手に。

 さらに、TANAX GAINER GT-Rの富田竜一郎が好走を見せるも、1分25秒531で3番手とこちらも川合のタイムには届かず。GT300規定車両の埼玉トヨペットGB GR Supra GTがQ1 B組をトップで通過となった。

 Q1を突破した8台は、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT、20号車シェイドレーシング GR86 GT、10号車TANAX GAINER GT-R、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R、7号車Studie BMW M4、4号車グッドスマイル 初音ミク AMG、65号車LEON PYRAMID AMG、50号車Arnage MC86という顔ぶれになった。

■Q2:ディフェンディングチャンピオンのスバルBRZがPP獲得

 16台によるGT300クラス予選Q2は、Q1 B組の赤旗中断の影響により、当初の予定から遅れ15時6分にスタートを迎えた。

 まだ多くに車両がウォームアップ走行を行うなか、埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹が1分25秒023を記録。しかし、それをチームの地元岡山戦に挑む96号車K-tunes RC F GT3のベテラン高木真一が上回り1分24秒798を記録する。

 高木がポール獲得かと思われた矢先、ディフェンディングチャンピオンの61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が1分24秒286と、Q1 A組でコッツォリーノが記録していたコースレコードを大きく更新し、2022年シーズン初戦のポールポジションの座を獲得。山内はポール獲得記録を9回に伸ばした。

 2番手にはK-tunes RC F GT3が続きフロントロウ獲得。3番手には新人大草りきがQ2アタッカーを務めた10号車TANAX GAINER GT-Rが、4番手にはこちらも新人太田格之進がQ2アタックを担当した18号車UPGARAGE NSX GT3が続き、決勝のセカンドロウを獲得している。

 5番手には56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが、そして6番手には公式練習、そしてQ1で好走を見せた9号車PACIFIC Hololive NAC Ferrariが続いた。Q2序盤から好タイムをマークしていた埼玉トヨペットGB GR Supra GTだったが、最終的に10番手で予選を終えている。

 スーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の決勝レースは明日、4月17日の14時から82周で争われる。果たしてどんなバトルが繰り広げられるのだろうか。

2022スーパーGT第1戦岡山 GT300クラスのポールポジションを獲得したSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
2022スーパーGT第1戦岡山 GT300クラスのポールポジションを獲得したSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
2022スーパーGT第1戦岡山 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)
2022スーパーGT第1戦岡山 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)
2022スーパーGT第1戦岡山 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき)
2022スーパーGT第1戦岡山 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき)
2022スーパーGT第1戦岡山 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進)
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2022スーパーGT第1戦岡山 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
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2022スーパーGT第1戦岡山 PACIFIC Hololive NAC Ferrari(ケイ・コッツォリーノ/横溝直輝)
2022スーパーGT第1戦岡山 PACIFIC Hololive NAC Ferrari(ケイ・コッツォリーノ/横溝直輝)
2022スーパーGT第1戦岡山 Team LeMans Audi R8 LMS(本山哲/片山義章)
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