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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.05.11 15:45

高橋国光さんの『旭日小綬章』伝達式が行われる。「亡き父にとって非常に光栄なことだと思います」

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スーパーGT | 高橋国光さんの『旭日小綬章』伝達式が行われる。「亡き父にとって非常に光栄なことだと思います」

 5月11日、東京都港区の日本自動車会館にて、3月16日に亡くなられた高橋国光さんへの旭日小綬章伝達式が行われた。遺族を代表し、国光さんのご子息、高橋真光さんが位記を受け取った。

 高橋国光さんは、1958年に二輪レースの第1回全日本クラブマンレースに18歳で参加。その後、ホンダとともにロードレース世界選手権へ進出すると、1961年西ドイツGPでは日本人ライダーとして初めてとなる、世界選手権優勝を飾った。四輪レース転向後は、1977年F1日本グランプリへの出場をはじめ、海外レースも含めたさまざまなカテゴリーで活躍した。

 引退後は、TEAM KUNIMITSUを率いて後進の育成に努めるなど、二輪、四輪競技の発展に大きく貢献。2020年にはこれらの功績が称えられ、文部科学大臣からスポーツ功労者顕彰を受けている。

 高橋国光さんへの旭日小綬章の授与の決定から約1カ月が経過した5月11日に、日本自動車会館にて旭日小綬章の伝達式が実施された。伝達式には高橋国光さんのご子息の真光さん、TEAM KUNIMITSUの小島一浩代表、そしてNPO法人日本モータースポーツ推進機構の日置和夫理事長、三好正巳幹事が出席。内閣府から授与された位記がJAF日本自動車連盟の坂口正芳副会長から真光さんに手渡された。

 伝達式にあたり、真光さんは「このような素晴らしい章を頂けたことは、亡き父にとって非常に光栄なことだと思います。本人は“きっと身に余るもの”と思っているかもしれませんね」と語った。

「ただ、この旭日小綬章はモータースポーツ界を代表して頂けたものだと思います。改めて、今後の日本のモータースポーツ界の発展、そしてモータースポーツがより身近な存在になるように、モータースポーツ界の皆さまでまた一丸となって頑張っていただきたいと、そう父も願っているのではないかと思います」

 また、古くから高橋国光さんと交流のあったJAFモータースポーツ部の村田浩一部長は「国光さんはとにかく笑顔の絶えない方で、周りのモータースポーツ関係者に限らず、多くの人々を元気づけてくださる存在でした。常に笑顔の絶えない、本当に魅力的な方でした。そして自動車、バイクを心から愛した方だったと思っております」と国光さんとの思い出を振り返った。

 高橋国光さんの日本のモータースポーツ振興への長年に渡る功績を称えて贈られた旭日小綬章。日本の勲章のひとつであり、モータースポーツ界では高橋国光さんが初の叙勲となった。

左から、JAF島専務理事、MSJの日置理事長、高橋真光さん、TEAM KUNIMITSUの小島代表、MSJの三好幹事、JAF坂口副会長
左から、JAF島専務理事、日本モータースポーツ推進機構の日置理事長、高橋真光さん、TEAM KUNIMITSUの小島代表、日本モータースポーツ推進機構の三好幹事、JAF坂口副会長


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