オートスポーツwebでも大きく取り上げたスーパーGT第2戦『FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE』の決勝中に発生した大きなアクシデント。その状況について追加で判明したことがあるのでお伝えしたい。
トラブルによりストレート上でスローダウンしていた車両は、それまで160km/hの速度が出ていたものの、トラブルが深刻化してストレート上では130km/hまで速度が低下していたようだ。
一方、そのトラブル車両と交錯した際に、GT500クラスの集団の速度は290km/hを超えていた。つまりトラブル車両との速度差は160km/h以上。回避するだけで精一杯の状況がそこにあったことが分かる。
さらに、それだけでの速度差があったということは、もし回避しないままGT500車両がトラブル車両に追突していたら一層深刻なアクシデントに発展していた可能性もある。
スーパーGTを運営するGTアソシエイションでは、5月28~29日に鈴鹿サーキットで開催される第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』において、エントラントに向けてアクシデントの状況と再発防止への取り組みを説明するようだ。
5月27日金曜日発売のオートスポーツ2022年7月号No.1573では、このアクシデント状況の連続カットを掲載、状況を整理するともに、その背景について検証している。