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スーパーGT ニュース

投稿日: 2023.03.26 13:17
更新日: 2023.03.26 13:22

佐々木孝太が9年ぶりにSUBARU BRZ R&D SPORTをドライブ「別物のように洗練されていました」

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スーパーGT | 佐々木孝太が9年ぶりにSUBARU BRZ R&D SPORTをドライブ「別物のように洗練されていました」

 3月25〜26日に静岡県の富士スピードウェイで開催されているスーパーGT公式テスト。開幕前の重要なテストだが、今季450kmというレース距離が増えることもあり、GT300クラス参戦チームが数多く第3ドライバーを起用している。そんななかでも、今回ひときわ話題となったのが、SUBARU BRZ R&D SPORTの佐々木孝太の起用だ。佐々木は9年ぶりにドライブしたBRZに大きな驚きを感じたという。

 2021年にチャンピオンを獲得、2022年もタイトルを争うなど、井口卓人/山内英輝の長年のコンビでトップを争う存在となっているSUBARU BRZ R&D SPORT。長年第3ドライバーを起用することはなかったが、今回の富士公式テストで起用したのが、2010〜14年にチームに在籍したベテランの佐々木だ。

 スーパーGTでチームを移ってからも、スバル/STIのニュルブルクリンク24時間参戦に携わるなど、スバル/STIとは密接な関係にあった佐々木だが、今回の富士公式テスト参加は大きな驚きとなった。今回の参加の理由について佐々木に聞くと「これまでニュルでも乗らせていただいたりしましたが、今季のスーパーGTは450kmの長いレースも多いので、“もしも”を踏まえてのことだと思っています」という。

「それとニュルで『まだそこそこ走れるな』と思っていただいたからかもしれません(笑)」

 佐々木にとってSUBARU BRZ R&D SPORTは、2014年にドライブした以来となったが、3月25日午前のセッション1終盤、井口に代わってウエットコンディションのなかで6周を走ると、1分56秒519という自己ベストを記録した。

「進化……というより、別物のような印象でした。雨のなかでのわずかな走行でしたが、そこで感じ取れるくらい洗練されていましたね」と佐々木は9年ぶりのBRZの印象について語った。

 具体的なポイントを聞くと「どちらかというと剛性です。路面から伝わってくるクルマの挙動など、剛性があって動きを繊細に感じ取れました。ただし、何かあったときのスライドのスピードなどは速そうですし、井口選手、山内選手のふたりが強力なGT3カーを相手にチャンピオンを獲ろうと思うと、これくらいトガったクルマになるんだろうなというイメージでしたね」

 実際に佐々木がレースでエントリーするのか、またドライで走行する機会があるのかはまだ分からないが、「ドライで走ったらもっと気持ちいいでしょうね」と佐々木は笑顔をみせた。

「以前のBRZも低重心で良いクルマでしたが、今はもっと低く感じられるくらいです。ダウンフォースも含めてでしょうが、路面に張り付いているようでした」

2023スーパーGT富士公式テスト SUBARU BRZ R&D SPORT
2023スーパーGT富士公式テスト SUBARU BRZ R&D SPORT
2023スーパーGT富士公式テスト 佐々木孝太と小澤正弘総監督、井口卓人と山内英輝
2023スーパーGT富士公式テスト 佐々木孝太と小澤正弘総監督、井口卓人と山内英輝
2013年第5戦鈴鹿で優勝を飾ったSUBARU BRZ R&D SPORT
2013年第5戦鈴鹿で優勝を飾った山野哲也/佐々木孝太/井口卓人組SUBARU BRZ R&D SPORT


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