スーパーGT300クラスに参戦するTEAM UPGARAGE with BANDOHは3月1日、2017年の参戦体制について発表した。今季は新たにBドライバーとして、2015〜16年にFIA-F4を戦っていた川端伸太朗が加わった。
2015年からGT300マザーシャシーの86 MCを使って参戦しているTEAM UPGARAGE with BANDOH。すでに年間エントリーリストにその名を連ねており、今季もUPGARAGE BANDOH 86として参戦することが決まっていたが、新たにドライバーが発表されることになった。
Aドライバーを務めるのは、15年以来チームを引っ張っている中山友貴。一方、チームメイトとして新たに2015〜16年とFIA-F4を戦っていた川端が起用されることになった。2013年にF4西日本シリーズのチャンピオンを獲得している川端は、15年からFIA-F4に挑戦。16年の岡山では悲願の優勝を飾り、ランキング9位につけていた。
「チーム・マシンともに参戦3年目となる今年は、まずは1勝をあげることに力を尽くし、シリーズチャンピオンを目指して実績を積み重ねて参ります。中山・川端の両ドライバー含め、チーム一丸となり、精一杯努力してまいりますので、何卒ご支援を賜りますようお願い申し上げます」と語るのは、石田誠エントラント代表兼監督。
一方、「GT300のコンセプトはヒーローを誕生させること」と語るのは、坂東正敬総監督だ。
「今年もUPGARAGEさんのお力を借りてGT300に参戦できることを大変嬉しく思っています。強いTEAM UPGARAGEを証明できるように全力で戦います」と坂東総監督。
「今年はルーキーの川端選手を起用します。彼には大きなチャンスがあると思います。そしてチャンピオン経験者の中山選手もチーム3年目で若手を引っ張るヒーローに再びなってほしいと思っています。まずは1勝!! そこからシリーズ争いをしたいと思っています」
「今年はGT300、GT500ともにシリーズチャンピオンを狙いにいきます。応援よろしくお願い致します」
脇阪寿一の“愛弟子”であり、FIA-F4卒業生の川端が、1年目のスーパーGTでどんな活躍をみせるか。そして、16年はポールポジション獲得など躍進をみせたTEAM UPGARAGE with BANDOHがどんな成績を残すか、今から楽しみなところだ。
TEAM UPGARAGE with BANDOH 2017年参戦体制
参戦マシン：86（GTA マザーシャーシ）
エントラント代表兼監督：石田 誠
総監督：坂東正敬
ドライバー：中山友貴
ドライバー：川端伸太朗
マシン名称：UPGARAGE BANDOH 86
カーナンバー：18
タイヤメーカー：横浜ゴム
車両メンテナンス：レーシングプロジェクトバンドウ／RS中春
